背負っているもの。/ 飯塚郁仁(4回生) | 全員サッカーへの、挑戦

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関西大学サッカー部は
「全員サッカーで日本一」になるために
熱い毎日を送っています。


お疲れ様です。
無事単位を取れて卒業がほぼほぼ決まった4回生の飯塚郁仁(いいづか ふみひと)です。

正直、普段からあんまり真面目な話はしないので少し恥ずかしいですが、珍しく語ります。

自分は去年の大切な時期に、TOPチームに所属しているにもかかわらずミスを立て続けに起こしてしまいました。
チームや監督、スタッフ、マネージャー、トレーナー、先輩、後輩、様々な人達の気持ちを裏切ると共にすごい迷惑をかけてしまいました。
当然インカレで試合に出場することもできず、ひたすら自ら失った信用を取り戻すため、チームにどんな良い影響を与えれるか必死に模索し行動しました。
そして、6ヶ月後もう一度TOPチームとして試合に出場することができました。

249人の部員の中、たった数名しかTOPチームの試合には出場できません。
自分はもう一度そのチャンスが与えられました。
何度もミスをした自分ですが試合に出場したとき、スタンドを眺めるとそこには必死に応援してくれている仲間がいました。
その時、自分はこんなにたくさんの仲間を裏切るようなことをしてしまったことを改めて後悔したと同時に、こいつらの為にも「どんだけしんどくても走り続けて日本一にしてやる。」と決心しました。

自分は何人もの思いを背負っているということは幸せであり、そのみんなの思いをピッチで表現する義務がある。

そしてもう一つ。
去年の練習中、日頃から仲のいい相棒とも言える同期の鈴木拳士郎を練習中に大怪我をさせてしまいました。
正直、罪悪感はないなんて嘘でも言えません。
しかし、先日手術や辛いリハビリを乗り越えた拳士郎とスタメンで再び一緒にピッチに立つことができました。

このことは自分のことより嬉しいことでした。
「おかえり」と「戻ってきてくれてありがとう」という気持ちでいっぱいです。

拳士郎が試合中少しでも足が痛そうだと思ったら俺がその分走ってカバーします。
そんなことしかできないけど一緒に日本一になろやぁー!!
あんまりこんなこと言うと明日から照れ臭くなってしまうのでこの辺でやめときます。笑

兎にも角にも、自分には背負っているものがたくさんあり、応援してくれる仲間や友人、家族がいて、大切な相棒がいます。
一人でも多くの人を笑顔にし、一人でも多くの人の思いを無駄にはしないように残りすくない時間全力で過ごしたいと思います。

読んでいただきありがとうございました。


(写真: 奥)※手前が相棒の拳士郎
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