ニンジャとご飯 | エルコのブログ ~ドイツはライン川のほとりで~

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ドイツはライン川の近くに住むエルコが、日常の風景をお届けします

我が家にやってきた、12の顔を持つニンジャ。

 

まず、日本人として最初に絶対試したい“炊飯”。

取説には200gのお米に300gのお水を入れて、圧力“強”で3分とあります。

でも、今まで圧力のかかる炊飯器でご飯を炊くのに、1.5倍の水分量で炊いたことなんかありません。べちゃべちゃのご飯なんか、食べられたもんじゃありませんから。

これはきっと、欧米人がご飯を炊く時のように、多めの水を入れて炊けたら水をザルで切るというやり方だろう。(つまりはパスタを茹でる時のようなやり方)

 

そう思った私は、今まで通りお米を研いでから水に浸けて十分吸わせてから重さを計り、吸った分の重さを引いて生のお米x1.3の水を入れて炊いてみました。

 

結果…

 

圧がかからない……。

でも、ご飯は炊けていた…

 

でも、底にはびっしりとおこげが……

 

うーーーーーん………

 

おこげ、あまり好きじゃないんですよねぇ。

多分、半分くらいおこげだと思います。

お米を半分も無駄にしてしまうとは、無念!

 

2回目も同じようにしましたが、やっぱり圧がかからない。

説明書を見ると、最初750mlの水だけ入れて圧をかけてみなきゃいけないらしい。

でも、そんなのただの蒸気だからやってもやらなくても同じような気がする。

でも、やってみたらちゃんと圧がかかります。

 

じゃぁ、圧がかからない理由は?とネットを検索しても何一つヒットしない。

鍋の大きさに対して水分が少ないのか?と思いましたが、レシピでは300mlのお水ですし、お米と一緒ですがお水の量に関して言えば、300ml以上は入っているので少ないとも思えない。

 

圧を弱にしても結果は同じ。

強で炊くよりは色が薄いけれど、やっぱりおこげは避けられない。

 

取説のレシピには“寿司ライス”と書いてあるのですが、焦げてたらお寿司にできないだろうが!!

という怒りが湧いてきます。

 

こうなったら初心に帰れ。

取説通りにやってみようじゃないか。

 

お米を研いだら1.5倍の水を入れて即、加熱。

 

開けてビックリ。

焦げもなく炊けている………

 

何だ、奇跡でも起こったのか

 

こんな私を哀れに思って、ニンジャが情けを掛けてくれたのか…

 

鉄は熱いうちに打て!!

 

またご飯を炊いてみました。

 

やっぱり焦げない!!!!

 

でも、なんで??

 

その次は、お米に水を吸わせてから1.5倍の水で炊いてみました。

こちらはお米が水を含んでいる分、水の量が多いのですがやっぱり焦げた。

おまけに少し軟らかい。

 

水に浸けてから1.4倍で炊いてみると、軟らかくはなくなったもののやっぱり焦げる。

 

単なる普通の圧力鍋でご飯を炊いても、こんなことにはなりません。

1.2倍でも1.3倍でも良いのですが、ちゃんとしっかりと水を吸わせてからやっても平気です。

こちらの一般的なコンロだと火加減が難しいのでIHのコンロで炊いたことがありますが、こちらも若干焦げました。

でも、それは火力調整が難しいからです。

沸騰するのには早い方が良いかなぁなんて思って高火力でやったら、真っ黒こげになってしまいました。

これはIHは火力が強いため、全体に熱がいきわたる前に下に水分がなくなってしまうんだとかなんだとか、後で知りました。

その為、沸騰するまでは弱火に近い中火くらいで良いそうで、圧がかかったら弱火にして3分で良いそうな。

 

このニンジャ、炊飯プログラムはなく、圧力鍋機能で炊くのです。

と言うことは、圧のかけ方は強弱選べるものの、どのくらいの火力でご飯を炊くとかそういう細かいことは設定されてないんですね。

炊飯器は炊飯に特化されたものですから、圧がかかるまではそんなに加熱しないとかプログラムされているんでしょう。

 

とりあえず、1.5倍の水で吸水なし。

これが一番の方法だとは分かりましたが、お米の研ぎ方や吸水具合によって同じようにしてもやたら軟らかかったり若干芯が残ったりするんです。

 

今まで使っていた炊飯器に比べると、水に浸ける時間がない分早く炊けるんですが、出来上がりにムラがあるのが難点。それに若干芯が残っているような感じもします。

 

電源を入れると気分が悪くなるし、やっぱり炊飯は炊飯器に任せた方が良いのかなぁ。

昔使ってた大きな炊飯器が一番良かったけど、ニンジャの前に使ってた炊飯器もそれなりに炊けるしなぁ。

ニンジャは扱いが難しい