犯罪者の娘? | エルコのブログ ~ドイツはライン川のほとりで~

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ドイツはライン川の近くに住むエルコが、日常の風景をお届けします

かわいそうな私の娘…

 

ある日、私はいつものように紙袋を作っておりました。

パンをなるべく長くふわふわに保存できるかなぁと買ったワックスペーパーが大量にあるので、それで色々包んだりしているんですが、包むのが面倒くさい時にぱっと入れられるように袋を切らさないようにしているんです。

500枚だか1000枚だか買ったので、結構使い出があります。

ファストフードのお店などでトレイの上に敷かれている紙なので、油も水も通さず便利です。

 

印刷は斜めだし、紙もまっすぐに裁断されていませんけど、まぁ、いいや

 

これを折ってマチを付けて糊付けして…

こんな感じに作っています

 

毎朝夫の朝ご飯用に焼いたブレーツェルを入れたり、娘のお弁当のサンドイッチやカップケーキ(死んでもマフィンとは言わん)、迎えに行く時に持っていくスナックなどを入れるのに重宝します。

 

せっせと袋づくりに勤しんでいたところ、娘がやってきて「私もやりたい」と言いました。

 

えーーーーっと、普通の家ではこういったこと、やらないよ?

できても何の得にもならないと思うんだけど…

普通の家にこういったものは多分ないし、あっても自分で紙袋を折る人もいないと思うし…

 

正直、無駄な技術です(技術と偉そうに言うほどでもないし)

 

でも、娘がやりたいと言うので止める理由もありませんし、とりあえず糊付けをお願いしました。

折るのは目印を決めて折るとやりやすいんですけど、その意味も分からないしやれることと言ったら糊付けくらい。

私、折る人、娘、糊付けする人。

完全に分業です。

 

それを見た夫が一言

 

「昔、紙袋を作っていた人たちがいたんだよね。どんな人だかわかる?」

 

こんな紙袋づくりを生業にしていた人たちがいただと?

 

「刑務所の人たち」

 

「………」(私)

 

作ったものを売ってお金を稼いでいるのはどこの国も同じですかね。

それで嗜好品を買ったり、出所した後の資金にするのかは知りませんけど。

 

今は機械で作った方が早いし安いでしょうから、刑務所内での仕事ではなくなっていることでしょう。

 

物をできる限り長く良い状態で保存したい節約主婦から一転、犯罪者になってしまったようです。

 

まぁ、ビニル袋を使うことも減りますから今後も紙袋を作り続けますけど、ちょっと複雑…