現在、テアトル新宿にて開催中
「OP PICTURES+フェス2017」で上映された一本
↑7/5上映時にいただいたポストカード
デザインは日替わりだそうですニコニコ

本作のR18版、『弱腰OL 控えめな腰使い』(2016)のレビューは⇒コチラ


R18版には、ポストカードにあるような
桐子(辰巳ゆいさん)と木乃美(加藤ツバキさん)が同期生だったことを示唆するシーンは
全くありませんでした

その分、ちょっとばかし辛口の評となりました
だって~、映画は基本的に単体できちんと成立していなくちゃダメでしょ
さて、諸問題がクリアされていると思われるロングバージョン、R15版の出来はいかに?

いや~、いい!グッド!
抜群にいい!!合格

R18版が70分に対し、本作(完全版と言っていいでしょう)が98分
結構細かいシーンやカットの積み重ねで、こうも印象が変わるものか!

映画の印象付けに際し、いかに細かいカットが重要かを痛感させられる一本

桐子と陽介(那波隆史さん)が距離を徐々につめていく感じ
そしてどうしても最後までつめきれない、観ていてじれったい雰囲気が
この98分の穏やかなテンポで進むことと相まって、実に丁度いいんだなあ

言っちゃ悪いけど、R18版は結構力技というか
桐子と木乃美の同級生問題も含め、若干のムリは否めません

その分、この完全版には文句は一切ございません

R15版より、尺の短いR18版が唯一優れている点を挙げるとすれば
辰巳さんと那波さんのカラミのシーンがあること
もちろんピンク映画的なサービスシーンではあるのですが、それと共に
あのシーンがあることで、桐子の悲しみが観客の胸により迫ってくるような気がします
つまり逆に言えば、R15版には辰巳さんと那波さんのカラミのシーンはない!ショック!ということです

それにしても那波さん
本作に於ける演技が素晴らしくて、ピンク大賞の最優秀男優賞に俺は推してたんだけどなあ
受賞に至らず、とても残念ですしょぼん

今回のフェス中に、本作はあと2回(7/11と7/13)上映がございます
話の内容からいって、20代以下のお若い方にはオススメいたしませんが、オーバー30の皆様には
超オススメです!音譜

(ピンク映画は、観たい!と思ってもいろいろ努力を要する可能性が高いと思われるので
「使える度」評価はつけません)