患者の前でスタッフを叱る院長 | 治療院における経営、集客ノウハウを公開 / 工藤謙治(クドケン)からのメッセージ

治療院における経営、集客ノウハウを公開 / 工藤謙治(クドケン)からのメッセージ

整体院、整骨院、マッサージ、鍼灸院など治療院経営で悩んでいるあなたに正しい経営の考え方、ノウハウをお届けします。

こんにちは。

クドケン取締役の古山です。

本日は『患者の前で
スタッフを叱る院長』

というテーマでお送りします。

・・・

先日、僕の妻は
歯の矯正をするために、
東京で有名な歯医者にいきました。

そこの矯正は
矯正の中でも物凄く高く、
200万円くらいします。

なので、よっぽど良い
歯医者なんだろうと思い、
検査を受けてきたのですが、
帰宅後、開口一番…

「最悪やったわ!!!」

と、落胆していました。

一体何があったのか
妻に聴いてみたところ、
こんな感じでした。

・院長が診察中に
スタッフを叱りまくる

・院長がスタッフに指示をだすので、
指示を受けたスタッフが妻の顔に
触るが、院長がスタッフをまた叱る

・そんな状況にもかかわらず、
妻への気遣いの言葉はまったく無し

・院長の説明がぶっきらぼう

・院長の発言が失礼

・次回、検査結果を聴きに行くまでに
書かなければならない書類が多すぎる
(しかも、中には設問の意図が全く見えない、
質問が多数…)


そんなこんなで、
妻は検査代3万円を
払ってきたにも関わらず、

「あんな所2度といかない」

「検査するまでは良かったのに、
院長が出てきて全部ぶち壊しさ」

と、絶望していました。

なお、院長の腕は本当に良いそうです。

しかし、どんなに腕が良くても
人は嫌いな人からサービスは
受けたくありません。

感じが良く、頑張っている
スタッフさんもいたそうですが、
生気の無いスタッフさんが
ほとんどだったそうです。

そんな最低の環境で
働かなければスタッフさんが
僕は不憫でなりません・・・


今度は僕の話です。

僕の友達が以前、
働いていたある歯医者では、
院長が歯科助手をしている
奥さんへのDVが凄かったそうです。

施術中に奥さんに
ローキックをしたり、
治療の器具で刺したり
していたそうです。

信じられない話ですが、
これは事実だそうです。

もちろん、僕の友人はすぐに
その歯医者を止めました…


学生の頃に行った
ラーメン屋でも
こんなことがありました。

僕らがラーメンを食べている
目の前で、店長がスタッフを
怒鳴りつけるのです。

僕らはラーメンの味に
集中できるはずがなく、
非常に残念な時間を過ごしました。

もちろん、このラーメン屋には
リピートしていません。

それどころか、大学の友人の多くに
「あのラーメン屋には行くな」
と布教して回った記憶があります(笑)


まとめます。

先生は1mmもこんなこと
していませんよね?

もし、少しでもドキッと
したなら絶対に絶対に
絶対に止めて下さい。


中にはこれがいいと思って
患者さんの前でやっている
先生もいると聞いたことがあります。


普通の精神の患者さんなら
絶対に気分が悪くなります。


叱るのなら、患者さんに見えず、
聞こえないところか、
患者さんがいない時に叱りましょう。


また、叱ると怒るは違います。


怒りは感情的に怒りをぶつける。


怒るときの目的は、
たいてい自分のためです。


自分の感情のはけ口を
相手に求めて、すっきりする。


そこに成長はありません。



叱るは相手の成長を願って伝える。
自分で考える力を養うために、
質問する、考えさせる


相手の成長が前提にあります。


成長のある叱り方を常に
意識してまいりましょう。


人は未熟なのです。
自分も未熟な時があったのです。


自分がそうされたらどう思うか?


叱られているのか怒られているのか、
どう感じるのか言葉にする前に
すこしだけ考えてみましょう。




また、先生が腕にも自信があるし、
新規患者が沢山来院する。


だけど、スタッフは定着しない。
患者さんはリピートしない。


という場合はご自身の
常識を疑ってみて下さい。


人が付いてこない理由が
実はあるかもしれません。


もし、今現在スタッフさんが
いるけれど、モチベーションが低い。


止めて行くスタッフさんが多い…


ということでしたら、
スタッフ採用、育成関係の
お勉強をされることを
お薦めします。


スタッフさんの表情や、
接遇の姿勢に先生への
人望が表れます。



メールマガジン形式での記事の購読に興味があるならば
こちらからご登録ください。



http://kudokenn.com/newlp-koe/