境界線を守る | 37歳の、老い支度

37歳の、老い支度

自分らしく、身軽で自由に。

おはようございます^ ^




亡き祖母は、いつも


家の中や庭の手入れを


行なっていました。



主に掃除が多いのですが


「人の気配」が


強く在ると


悪いものが入ってこられない…という


昔からの伝えを


大事に想っていたようです。




昔は


山の中にも


人が暮らす場所と


獣が生きる場所


そして、山の神様の場所が


きちんと存在していて


そのおかげもあり


猪や鹿たちも


町中まで降りてくることは


なかったと


よく話してくれました。




最初に書いた


「悪いもの」とは


獣のことではなく


目には見えないようなものだけれど


ほんとうは


「悪い」わけではなく


境界線を放置してしまい


それを曖昧にしてしまった


私たち、人が原因で


本来なら


ちょうど良い距離感の中で


それぞれ存在していたものを


壊してしまっているのかも


しれないな…と


祖母のことを思い出すたびに


感じます。




手入れをしながら


その場所に感謝していれば


他の場所まで奪おうとせずに


境界線を守りながら


お互いに


じゅうぶん、足りる範囲で


生きてゆけるのだから。



与えられた場所を


整えて


磨くほどに


「ここで私たちは


生きています」


という存在感を


きちんと証明する。



家や


場所を美しくするという行為は


共に今を生きる存在への


礼儀でもあるのかもしれない。と



今日も


この場を磨きながら


思うのでした^ ^













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