ビッグマン 3話 | 気になる映画とドラマノート

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 韓国ドラマでは、孤児院出身の人物が主人公になることは、ほとんど、わけがわからないくらい多く、社長の娘が、交通事故にあって、記憶喪失になって孤児院に入って育てられるというくあり、なにがなんでも、というほど、孤児院出身者が出てくる。

 この特徴はいつまで続く事やら。これは、けっして、児童養護施設という現実があるのだから、差別はもちろん、社会はそうした施設の子どもを見守り、支援しようという意図ではないことは、社長の娘が、交通事故にあって、記憶喪失になって孤児院に入って、という馬鹿げた設定が有ることからも、わかる。


 この「ビッグマン」は、これまた、韓国ドラマのおきまりにパターンで、主人公が、頭を殴られて、重体になり、脳死を疑われるところまで行ったはずなのに、一週y間も立たないで、いきなり、ガバリと跳ね起きて、看護婦と視聴者を、わざとらしくのけぞるほど、びっくりさせる。エクソシストでもあるまい。

 そして、重体だった、主人公は完全復活して、「オレは誰なんだー」と叫びながら、車を運転して、交通事故を起こして大事故になり、トラックが横転するが、なんのその、警察につかまりもしないで、事故のすごさが壮大スケールを漂わせる。

 これまた、定番の財閥の会長が登場しての、ひとでなしの陰謀。

 財閥の会長は、孤児院出の主人公を殺して、実の息子の心臓移植の道具に使おうと思ったのだが、相手が脳死にならず、生き返ったのおで、引込みがつかなくなり、とりあえず、うやむやにしようと、グループ会社の社長にしてしまい、おまえは、おれの昔、捨てた息子なんだと言いはり、セレブの実の娘は、えっ?あのクズ(スレギ)がわたしの血の通った兄なの?と、呆れる。

 主人公は、財閥会長に、おまえは息子だと言われて、「あなたが父親なら、オレはいままで長い間、息子を捨てた父を「犬みたいに、」憎んできたんだ」と言うので、「息子でもない男に「犬(韓国語で「ケ」)みたい」と言われて、「本当は違う」とも、言えず、だまーっている
 韓国では、日本の武士が朝鮮の歴史にもあると思い込んでいるみたいで、「武士」をムサと呼んでいる。刀を持って戦う素浪人みたいなのが、朝鮮にいたと思っているらしい。
 日本の劇画を韓国ドラマに取り入れたら、そのまま、そういうのが、史実だという思い込みが定着してしまったらしい。

 それで、この物語では、検事総長が、「われわれ検事は、法の刀を持った武士ムサだ、という。

 この財閥会長は、なりゆきで社長にすえた「どこの誰だかわからないスレギ(クズ)の息子を葬りさるために、グループの運送会社の社長につけた上で、わざと粉飾決算を検察にリークして、偽の息子ともども、会社もろとも、つぶしてしまう計画を立てる。大財閥だから、ひとつくらいつぶしてもいいというつもりらしい。

 しかし、そんな変なストーリーがあるかあ?いくらなんでも。

 韓国ドラマは、脚本はデタラメの場合が多いが、ひとりひとりの「助演級の常連おばさん役女優はなかなか、どうして演技がうまいのだ。

 韓国では、スレギ(クズ)も、しょっちゅう言うが、犬のクソ(ケトン)もしょっちゅう、言う。口汚いなあ、日本にも、そういう言葉はあるが、そう、しょっちゅうは言わないぞ。

 それから、驚くのは、もうひとりの重要な役回りの、社長秘書の女性が、秘書のはずなのに、労働組合との団体交渉をひとりで行うのだ。秘書が団体交渉の場で受け答えするなんて、おかしいでしょ。

 秘書が組合との団交の相手になるのも、おかしいが、組合は組合で言うことがセクハラ丸出しで、「女はお茶くみでもしていろ」と言う。

 これは、そういう「女性差別」が韓国の職場に横行しているから、やめよう、という社会批判のテーマを盛り込んだつもりなのだろうか?

















韓国ドラマは、一シーン一シーンは、それだけ見ると、情感にあふれていて、まるでアメリカの名作映画のいち場面みたいな雰囲気を醸しだしているが、話の骨格が破綻している場合が多い。







おまけ   韓国ドラマ「ネコがいる」
 韓国ドラマには、社内恋愛で、恋がたきが喧嘩して、ものやら、書類やら、企画書、設計図やらを盗んだ盗まないのと濡れ絹を着せる着せない、自尊心がどうのこうの、防犯カメラに真犯人が映っていて、赤っ恥、というストーリーも、やまほど、ワンパターンで、ある。

 だから、盗作だというストーリーのあるドラマ作品それ自体がパクリドラマなのだ。