映画とプロパガンダの例 「カサブランカ」がなぜプロパガンダと言えるかというと、カサブランカが制作上映された時点では、ナチがホロコーストをしていることは誰も知らず、アメリカは、ソ連共産党の一党独裁はまるで問題にもしないで、ソ連に資金援助をしているくらいであり、アメリカは、「カサブランカ」の上映された1942年から1968年にいたってもなお、キング牧師が黒人の公民権運動をしなければいけないほどの人種差別国家だったからだ、 つまり、「カサブランカ」は、単に敵国ドイツのイメージを悪くするための映画といってもいい側面がある。