今村昌平監督の「女衒」ぜげん | 気になる映画とドラマノート

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ぼくの部屋の本を見て、先輩が、「紙食い虫みたいなもんだな」と言ったことがある。


たしかに、本というのは、ただそこにおいてあるだけなら、ただの、インクのしみた紙の束のかたまりだ。


DVDなども、硬質プラスチック様のモノにすぎない。


先日も、井筒和幸監督の「パッチギラブアンドピース」を見たら、(つまり、見た段階で、それはモノではなく、現実に似た幻影体験をしたわけだ)なんと、その映画は、手塚理美さんや米倉まさかねさんようないかにも、誠実さあふれる俳優が並んで、「プロ野球の張本さん、チャン・フン?かれが在日だと世間に公表してくれれば、わたしたち在日がどんなに、心強いか、などと実在の人物を非難がましく責めている場面があったのには、あいた口がふさがらなかった。


これで、「LOVE&PEACE」とは、と椅子からずりおちそうになった。これも、実際に、観たから思うことで、DVDは見なければ、ただの箱。映画館はそこの建物、だ。


今村昌平の映画「女衒」は、今村昌平が古書店の片隅に「村岡伊平次自伝」という本を見かけて、さらっと読んでみて、その人物の異様なキャラクターと、当時の、貧困家庭からの女性風俗斡旋業とでも言う仕事を自伝として、書き綴ったものだとわかって、何度も読んで、今村はいつかこの本を素材に映画を作ろう、と思う。


それが「女衒」なのだ。1987年


8月になると、テレビでは、戦争の記憶を語りつごう、とお祖母さんがたが言う。


日本の兵士は陸軍が圧倒的に多く、最大800万人。海軍あわせて、900万人未満だった、とキム・ワンソプ氏は言う。そして、軍人のしぼうしゃ総数は、8年間で165万人。


キム・ワンソプ氏の推計した日本軍慰安所の慰安婦の数は次の通り。


1.最小で9000人。最大で4万5000人。これは先日のWHOが発表した原発事故の悪影響の分析結果のようなもので、「多くても何万」という推計の仕方。


2.日本と朝鮮の駐屯軍では、ごく稀な例をのぞけば慰安所はなく、この地域の兵士350万人をのぞいて、東南アジア、南洋方面地域だけで計算すると、最大3万人。さらに、過半数は、日本人女性だったと思われる、とキム・ワンソプ氏は言う。


日本人女性以外は、3000人くらい。最大として、1万5000人


3.これは韓国の教科書「20万人の朝鮮女性を甘言と暴力によって連行した」という教育と大きく異なる、という。


4.運営は、一回ごとに、30分、1時間、宿泊とコースがあり、一般兵と将校は区別されて、将校は一般兵が2円なら、将校は3円という料金のちがいがあった。


これを見て、腹の立つ人もいると思う。たしかに、わたしも、子供の頃は、朝日新聞の記事を読んで、子供心に心を痛めた。しかし、おとなになって、世の中に「ソープランド」「デートクラブ」というのがあると知って、考えが変わった。中には、現代の若い女性、主婦の方々も、日本には、デートクラブというのが、無数にあって、それは、一般的なスポーツ新聞に毎日おおっぴらに広告が載っていて、それは紛れもなく、本番ありの、風俗が8割だということを知らないのではないか。


学生は、もちろん、知らないだろう。それが、非道だと言うなら、たしかに非道なのである。

しかし、日本が先進国でもっとも強姦発生率の少ない国だということは知っているだろうか。


そして、韓国は先進国中、強姦発生率が格段に高いことは、韓国自身のマスコミが認めているが、原因は、野蛮だからではない。まさに、風俗にも、いけない、特定の交際相手もいない、貧困男性が多いからなのである。これは、アメリカの性犯罪の原因と共通している。


そして、日本軍の慰安所はたしかに、世界にも、珍しいが、何のことはない、ベトナム戦争では、南ベトナムに歓楽街、日本の各米軍基地には、米軍兵士向けの風俗があって、日本の業者は白人を白ブタ、黒人を黒ブタと読んでいた。つまり、日本の左翼、そして、韓国の市民団体は、韓国の米軍基地周辺の歓楽地域は問題なく、軍隊の「慰安所」は、人類に対する人道の罪」だと言っている。


しかも、「韓国ドラマ「花嫁仮面」は花のような乙女がトラックに乗せられて連れて行かれて、韓国の学生、市民は、韓国に無数に風俗があることを知らずに、日本を怨んでいる。


北朝鮮の「喜ばせ組」という、完全なる政治家の性奴隷には、いっさい抗議非難しない韓国の市民団体、マスコミ。


キム・ワンソプ氏によると、ベトナム戦争に参戦した韓国軍には、芸能界の女性が慰問団として、派遣され、高額のギャラで将校の性接待を受けさせられたという。もちろん、そのギャラは芸能事務所が受け取った。

これも、本当の意味で、性奴隷だろう。


日本の芸能界で、有名芸能人がこういう理由で自殺することは、まずないが、韓国では、この種の事件が相当有名な芸能人でさえ起こる。


 キム・ワンソプ氏は、もし韓国の慰安婦が訴訟と賠償請求をするなら、それは韓国政府に対してであって、日本ではない、という。


韓日基本条約で日本はすでに、8億ドルを支払い、あらゆる賠償を済ませているから、気持ちの問題で、当時の感覚で、傷ついた気持ちは理解しても、賠償義務は韓国政府にある、とキム・ワンソプ氏は言う。