キム・ワンソプ「日韓禁断の歴史」を読む 2 | 気になる映画とドラマノート

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キム・ワンソプ「日韓禁断の歴史」を読む 2

キム・ワンソプによると、韓国では、「慰安婦」とは、表現せず、いまや「日本軍性奴隷制」と呼ぶ。

キム・ワンソプ氏によると、この問題は、韓国社会の上層階級がアジアでもっとも強力な純潔思想を持っていることと関係がある。

純潔思想を妄信し、女性解放の仮面をかぶりながら、じつは、娼婦蔑視、家父長制守護の意識に固執する団体が先頭を切って、日本を非難している。

朝鮮社会では、良家の女性は、男性と膚はだを触れるだけでも自決することが多かった。

純潔を失った女性が自殺することは、当然視されていた。

国は、自決した女性の家門に褒美を与え、家はこれをヨンガン栄光とした。

17世紀はじめ、満州族後金に侵略された時、朝鮮の女性が連れ去られた。

その後、国は身代金を払って、連れ戻したが、世人は彼女たちを蔑視し、多数の女性が自殺した。

統計学でいうところの、標本母集団の問題もある。

慰安婦の仕事で莫大なお金を稼いだり、良い軍人と結婚した女性は、けっして過去を語らず、悲惨な体験だけが語られるという側面も忘れてならない。

また、慰安婦は、基本的には日本人女性であり、朝鮮人女性が10万人、20万人というのは誇張がはなはだしい。


現在、日本でも韓国でも、米軍兵士の性犯罪絶えず、終戦間際のソ連兵士、および朝鮮戦争における性犯罪も爆発的に起きた。日本軍のとった方法は、これらの突発的な事態を未然に予防する意味では、むしろ、軍の解放軍的性格を物語っていた。

※ベトナム戦争では、韓国軍兵士は、ベトナムに1万人以上のこどもを残していったといわれる。

残念ながら、これは人類の弱点として直視しなければならないのである。

戦後、日本の女性も、米軍兵士と結婚して、アメリカに行き、夫が死亡すると、日本に帰国して、米国の年金を受け取っている例がある。