脚本は、イサンと同じキム・イヨンだ。
キム・イヨンは、わたしが、イサンでもっとも、普遍人間性に届いている場面だと感じた、ホン・グギョンとヒョイ王妃の、人間が他者を不信する際の悲劇、信じてもらえない悲哀を人間存在の業のようなものとして描いたが、ここでも、このモチーフを変奏している。
信じてもらえない側は唖然として、言葉を返さない。
そして、「イサン」では、信じてもらえない側のホン・グギョンはひねくれていくのだが、キム・イヨンは、見事なことに、同じモチーフの変奏で、この「同伊」では、信じてもらえない側が、それでも、相手をきづかう、真に尊っい魂を顕現するのだ。
信じてもらえなくても、相手をきづかう場面
チャ・チョンス(ペ・スビン)は、「どんなに苦しくても、つらくても生きるんだ」という。
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