家づくりと資産形成の両立 | 「健康と幸せを運ぶ工務店」の社長のブログ

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大分県佐伯市で工務店を営んでいます。
高性能住宅新築とリノベーションを中心にそこに住むご家族に「健康と幸せを運ぶ工務店」でありたいと思っています。
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こんにちは

「健康と幸せを運ぶ工務店」の社長工藤です。

今日も元気にやってますか?

 

弊社では、家づくりを考える際、まず最初に

「資金計画」をするようお話します。

 

収入の変化と支出の変化に応じて、住宅ローンを払いながら

家計がずっと赤字にならないよう、子育てが終わり

老後までお金の心配がないように、先ずは資金計画と

ライフプランニングをお勧めしています。

 

 

その上で、ローンの仮審査を行い、

借りるのもOK、返すのも心配ないとわかったうえで

家づくりの総予算を決めてその予算の範囲内で

家づくりのすべてを行うようにしています。

そうでないと何千万円ものローンを組みむのは心配ですもんね。

 

と同時に、資産形成のお話もさせていただくようにしています。

今巷では資産形成が必要だと言われていますが、

その理由は、大きく分けると以下の2つに集約されています。

 

まず1つ目の理由が、

勤労収入が減る一方で私たちの負担は増えていること。

そしてもう1つの理由が、

銀行に預金していても全くお金が増えないことです。

 

そんなわけで、

これから家を建てる方はもちろん、

誰もがコツコツと資産形成をしていく

必要があるというわけですね。

「銀行への預金」ではなく

「積立投資」という手段を使ってです。

 

では今回は、この2つの理由について

もう少し深くお伝えした上で、

具体的にどうすべきかについて

考えていきたいと思いますので、

どうぞ最後までお付き合いいただければと思います。

 

 

✔️可処分所得が減っているという現実

 

資本主義国家であるにもかかわらず、

残念ながら日本はアメリカのように

右肩上がりで経済が成長しておらず、

結果、給料が全くと言っていいほど上がっていません。

 

実際、国税庁が発表している

「民間給与実態統計調査書」によると、

サラリーマンの平均給与は、

1997年の467万円をピークに下降の一途をたどり、

2018年では441万円まで下がっています。

 

一方で昨年財務省が発表した国民負担率は、

(税金、年金、健康保険などの社会保険料の負担の割合)

44.6%と過去最高水準となっており、

かつ、恐ろしいことにこの数値は年々更新されていっています。

 

その上、消費税も増税されたため、

社会保険に加えて日々の生活の負担も

確実に重くなってきていますしね。

 

このように、

家計の収支バランスは年々悪化していっており、

可処分所得(自分たちが自由に使えるお金)が

どんどん減っていっているという状況が現在の日本です。

 

 

✔️どん底状態に沈んだ金利

 

そして、経済が成長していないことで

引き起こっていることが銀行の預金金利の低下です。

おそらく銀行にお金を預けていても

全く増えないことは周知の事実かと思いますが、

その数値たるや絶望的な状況です。

 

具体的な話をすれば、

リーマンショック前の2007年12月の

定期預金金利は0.4%、

普通預金金利は0.198% だったのに対し、

現在の定期預金金利は0.002%、

普通預金金利は0.001%となっており、

現在、銀行に1000万円貯金したとしても、

金利が高い方の定期預金でさえ、

年間でわずか200円しかお金が増えない

(そこから税金が引かれるので実際は160円)

という状況ですね。

 

しかし、分かっていながらその手段を選択しているのは、

「貯蓄=銀行」という選択肢しか知らないから,

あるいは「増えないけど減りもしないからいいや」

というマインドではないでしょうか?

 

 

預金一択では資金がもたない

 

そんなこんなで、私たちは生活していくために

共働きをし続けるという選択肢を取るしかないわけですが、

この考え方には、仮に健康や介護などを理由に

どちらか一方が労働から離脱するようなことになれば、

その状況は一変してしまうという脆弱性が潜んでいます。

 

それゆえ、銀行への預金一択ではなく、

保険というリスクヘッジもうまく使いつつ、

同時に「積立投資」をしていくべきだというのが

個人的な意見です。

 

そして「積立投資」をするにあたり

その手段として選ぶべきことが2つ。

1つは「個人型確定拠出年金iDeCo」です。

奥さんも扶養の範囲をはみ出して働いているとしたら、

夫婦そろって加入していただくといいと思います。

 

理由は、積立によって年金の上乗せ分が貯まっていくため、

間違いなく老後資金の足しになること、

そして、積立資金が全額所得控除の対象になることです。

つまり、年末調整で返ってくるお金が増えるということですね。 

 

もう1つは「つみたてNISA」です。

これには問答無用で夫婦そろって加入すべだと思っています。

出来れば夫婦それぞれ毎月33,333円ずつ、です。

理由は、ドルコスト平均法による積立投資は、

年度によるものの毎年平均8%ずつお金が増えていっており、

その結果「つみたてNISA」が満期になる20年後には

預けたお金が2倍〜3倍ほどになっている可能性が高いからです。

つまり、20年間で満額800万円を預けることが出来れば、

その資金が1600万円〜2400万円に

なるかもしれないというわけですね。

 

そう考えると、銀行預金並みに全くお金が増えない

「学資保険」にお金を預けることも馬鹿らしいと思いませんか?

奨学金というローンを子供たちに背負わせる

必要だってなくなるかもしれないですしね。

 

いかがですか?

 

結論を申し上げると、

まずは可能な限り夫婦そろって働き続けること。

そして、その上で先程お伝えした

2つの積立投資を夫婦そろってやり続けること。

この2つがこれからの時代には

必要不可欠だというのが個人的な意見です。

 

そして、これを実現するために、

無駄な保険は見直すべきだし、

保険以外の固定費も可能な限り抑えるべきです。

車や家にかけるお金ですね。

 

というわけで、車も家も

豊かな暮らしには欠かせない大切なものですが、

その費用の掛け方までよく考えた上で、

買い物をしなければいけないということもまた

覚えておいていただければと思います。

 

そんな話もライフプランニングと資金計画の時にお話しています。

家を建てるだけが家づくりではありません。

この機会に家計を見直し、安心して幸せな暮らしが

ずっと続くような家づくりをしませんか?

 

では、今日もよい一日を!!

 

佐伯とともに56年「健康と幸せを運ぶ工務店」

有限会社工藤建設

代表取締役 工藤隆宏

 

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