今年も新みやぎ模試のボーダー表が出ましたので少々。

 

 

数年前までは偏差値1・2上回っていれば安心だねみたいな状況がありましたが、

今はぴったんこでも十分。学校によっては2・3ポイント下回っていても「どうぞ願書を出してくださいまし。」的なところもあり、進路指導は講師の腕の見せ所です。

 

正直合格者した子の偏差値と比べて高すぎないかという高校もちらほら。

 

 

仙南、仙台中部、私立高専に絞ったものがこちら。

※↑↓と数字は前年度との比較です。

 

私立では学院のTGが昨年3ポイントアップに続き、今年も1ポイントアップ。相変わらずの人気。特進も1ポイントアップ。公立併願自己推薦合格はナンバースクール合格の目安にやるのでトップ層はこぞって受験しています。

TGは学院大への切符が手に入ることが非常に大きいということでしょう。

尚絅の文理と総合も1ポイントアップ。非常に生徒のフォローも手厚く、いい意味で私立っぽくないところが人気の理由。進路実績でも文理から京都大を輩出したりと実績も申し分なし。

 

では公立の上位、中間層あたりまでで少し書かせていただきます。

 

仙台二高・一高は変わらず。宮城一が1ポイントアップ、三高理数が1ポイントダウン。

去年も書きましたが、高校の色がしっかりあるので、偏差値のみで判断するべからず。二高に行ったから将来が確約されるなんてことはありません。一高に行ったから充実した高校生活になる保証もありません。合う合わないは必ずあります。様々は情報を加味して選びましょう。ナンバースクールは「入ることは通過点、私は3年後を見据えています。」と、はっきり言える人大迎。「髪染められて、化粧も出来るからぁ。」なんていう理由だと大変なことになるからな。

どの高校も内申平均4.5は欲しい。今の入試問題はトップ層の中では差がつき辛い問題構成になっているため。よほど圧倒的な数字をたたき出さない限り厳しいです。

入試ボーダーは二高が420、一高が410あたりでした。

 

仙台南高・仙台二華

前年と変化なし。おかしい。今年合格したうちの生徒の偏差値見ても、どちらも偏差値が変わっていないなんて。56で受かってる子がいるのに。南高は相変わらず人気ですね。なんでって聞いてもこれと言った理由ない人が多いですが。ここ志望の生徒で大学を考えていない生徒はほぼいないと思いますので、大学進学状況をよく確認してください。合格が難しい=大学進学状況が良いではないのであしからず。

 

向山・三桜

向山は変わらず、三桜は1ポイントダウン。三桜はそれなりに倍率もあったので下がることはないと思ったのですが。三桜は昨年上がって今年下がったので実質変化なしってことかな。向山の今年の合格者のラインを見る限り、内申がなくても十分に逆転可能なラインとなってきました。向山普通科3.3、理数科3.0で合格者あり。

中間層は点数が団子になっているために、内申点勝負になりがちなんですが、突き抜ければ勝機ありとも捉えられるのだと今年の合否を受けて感じました。

向山理数は高専と併願する生徒が多いため本番倍率が大きく下がるのは例年通りでしたので、この辺も加味しましょう。

 

去年の受験が今までと大きく変化した点があります。

 

全体的に公立高校が偏差値ダウン、そして私立高校がアップの傾向です。

これは間違いなく「就学支援金の増額」いわゆる「高校無償化」の影響でしょう。

とりわけ、公立併願自己推薦と学校長推薦、および専願入試による「私立高のみ受験」を選択するご家庭が増えているのは、すでに各私立学校様から情報入手済み。

 

これにより、一般入試での合格ラインが上がっているのも事実です。

公立高校も各校、様々な取り組みで独自色を出してはいますが、私立高校はそれ以上に様々な経験ができるという魅力があります。もちろん、お金がかかるのは変わりないですが、就学支援金の増額により、通いやすくなったことは間違いないです。

 

さて、今後どのように偏差値分布が変わっていくのか… 大学入試が総合型へシフトする中、偏差値ではなく「高校でどのような生活を送るのか」そして「どんな社会人になるのか」ということを、真剣に考えて進学先を選ぶ、そういう時代になってきているのかもしれません。

 

だからこそ、これからの学習塾に求められる役割は、勉強を教えることだけでは足りません。学力を伸ばすことはもちろん、その先にある進路選択や挑戦する力、自分で考え行動する力まで育てていくこと。子どもたちが「良い高校に入る」だけでなく、「その先の人生を自分らしく切り拓ける」よう伴走していくことが役割になるのでと感じています。

 

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