中3生の人たちへ。高校入試お疲れさまでした。保護者様もお疲れさまでした。

 

合否がどちらであっても精いっぱいやった結果なので悔いはないと思います。私も心静かに結果を待ちたいと思います。

 

 

入試本番の5日と昨日6日、本ブログに訪問された方の数がすごいことになっています。おそらく今年の入試問題を工藤がどう見ているのかということなんでしょうけど、実はまだ見ていなくて…。

 

今朝五橋教室に来て、問題を一つ一つ確認しているところです。総括はなるべく早めに書きますニコもう少々お待ちください。

 

 

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中3最後の授業が終わった月曜日。

 

 

 

帰宅後すぐに風呂に入って寝て、朝4時に起きて息子と車で出かけました。行き先は、、、長男のところです。

 

現在、私の悩みのタネの一つである、引きこもりの長男。ここ2,3年いろいろ大変なことがありました。その都度、何考えてんだよお前は!と怒ったり、いいところを褒めたり、励ましたり、あきれたり…いろいろしてきましたが、あまりいい方向には行ってません。

 

でもその長男に輪をかけてダメ人間だった次男がいま変わりつつあります。きっかけは12月上旬、私が預け先から息子を強引に引き取って、つきっきりで面倒を見始まってからです。この3か月、欠かさず朝ご飯を作り、夜はブログを書かずにまっすぐ帰宅し、毎日学校課題や勉強の進捗管理をして、少しずつ息子が変わっていくのを見て気づきました。

 

 

子育てってつまるところ、子供との接触時間が重要なのではないだろうかと。

 

二人とも小さいときから、公衆の面前でわんわん泣いたりすることなく常に落ち着いていて、勉強も目覚ましくできたので、まったく手がかかりませんでした。カミさんが亡くなったあとも中1と小5とはいえこれだけできた子なのだから、自分が仕事をして夜遅く帰って来ても、二人だけでもなんとかなるだろう、冷蔵庫さえ満たしておけば接触時間がほとんどなくとも、たとえ一緒に食事するのが日曜の夜だけでも、あの二人なら大丈夫だろうと思っていました。

 

しかしそれは間違いだったと気付きました。思えば優れたアスリート、たとえば高校球児などでも家を離れて強豪校の元に下宿した先には必ず寮母さんなどのサポートメンバーがいるし、学業が超優秀な生徒が県外に進学したとしても、必ず親との同居が求められています。こう見ると、子育てというのは、少ない接触時間でいかにして物の道理を説いて管理するかという小手先のものではなく、とにかく子供と一緒にいること、時間を共有することが大事なんだろうなと悟りました。

 

 

それともう一点、息子たちの至らぬところは自分の責任だと思うようにもなりました。まだまだ未熟なので、なんでお前はこうなんだ!どうして分からないんだ!とつい大声を上げてしまうことがいまだにあります。つい先日は息子が朝起きられなくて遅刻したとき、なんで目覚まし鳴ったときに起きなかったんだ!オレは入試直前でいろいろ忙しいんだ!朝起きれないよ!と言ったあとにハッとしました。

 

それはいいわけだ。自分も目覚ましを止めてしまった。息子の試験が終わったことと、自分はこれからが本番だということが作用したのかもしれない。もうちょっと…疲れているので少しだけ寝させてくれ…今日は食パンもあるし、最悪朝ご飯を作らなくても自分で食べてねと言えばなんとかなるかも…だからもう10分だけ…という甘えがあった。子供のせいにしているけど、自分が起きれなかったのが原因だ。ということで怒った直後に詫び、息子の帰宅後にも詫びました。

 

 

思えばこれまでも「なんで宿題をやらないんだ!」と二人をさんざん怒ってきましたが、今では、それもこれもすべて自分のせいであると認識しています。最近の研究結果では、地頭だけでなく、努力をしないのも遺伝だと言われています。バカなのも親の遺伝なら、やらないのも親の遺伝なのです。それなのに多くの親が、何なのこの点数は!と怒ったり、なんでやらないんだお前は!とののしったりするわけです。すべて自分の遺伝子のせいなのに。

 

私はこれまでブログ上で息子を愚息と言い、その行動をさんざんののしってきました。これらは結局は見る人が見たらお前がアホなんだよ!ということです。今では大いに恥じています。

 

 

ってことで、関東に行ってしまった長男。次に救うのはこちらだということで行ってきました。


朝7時半過ぎごろ↓

 

 

あれはスカイツリーかな?今頃はみんな試験会場に向かっているところだろうか。

 

昨夜のHちゃんは帰り際ヤバいと言って泣いてたな…。あれは明日が入試だという緊張感もあるだろうけど、これで塾も終わりだという寂しさ、我々や塾生やこの教室、3年間の思い出、そういったものがすべて終わるんだという寂寥感から来ているな。

 

まったく…ほっこりだから数学が解けないんだよあいつは…ほっこりあれほど感情は殺せと言ったのに。最後まで感情で生きてきたからナァ。でもああいう子がいなくなったらこの世も終わりだよなぁ…。

 

面白いことがあったらゲラゲラ大笑いし、試験前や入試前はマジメに問題を解き、寂しいことがあったら涙を流し、手鏡やクシは決して手元から離さない。こういった喜怒哀楽を表情豊かに表現できる子って今の時代貴重なんスよ。たとえ勉強ができても感情が死んでて冷めたヤツなんかつまんないでしょ。ん?なんか言ってることが矛盾している気がするな(笑)

 

とにかく、どうかみんな緊張せずに無事に本番で力を発揮できますように!