三高の高3女子との話。
秋から毎週日曜日に数学の授業を行ってきましたが、正直新しく教えることはほぼないくらい基本知識は入っており、あとはいかにして時間内に終わらせるかという訓練をしてきました。
1月の共通テスト終了後、息子にこの子が84%取ったことを伝えると、確か二高の平均が77%と聞いたからその数字はすごいね~とべた褒め。だよね~お前も頑張ってね~!
女子はその後も一切手を緩めることなく、昨日も今日も朝からずーっと私大や東北大の過去問を使って二次試験の勉強に励んでいました。
2日前の金曜日にこの生徒が受験する東北大法学部、AO3期の面接入試がありました。
もともとの内申はいいし、共通テストの結果も良かったんだからいけるんじゃない?と淡い期待を寄せるも、
AO入試は、共通テストが900点、調査書が100点、面接が300点ということで、結構、面接の配点が高い模様。。。「で?面接はどうだったの?」
「いや~ダメでした…ハハハ」
どうして?あなたは物事をきちんと論理的に話せる人じゃない。緊張したの?
「しましたねー…。面接官が二人で私が一人だったからちょっと…。しかも一番最後だったんですよ。大学まで家が近いから。面接は遠方から来ている人から優先的にやって、結局私は6時間ぐらい待たされました」
うわ…それは緊張するね…。話の中身は?
「それも結構高度で…。面接官はずっとニコニコしていて話し方も穏やかなんですよ。でも質問は厳しいことを聞いてきて…深いというか…」
うわ~…それは一番怖いパターンだな。しっかし…ってことは面接のためにあらかじめ法律について理解を深めとかなきゃいけないわけでしょ?それっていつ勉強するの?数学とか英語ばかりやっているわけにもいかないわけだよね。
「そうですね。だからAO受けられるってなったらみんなそこから慌てて新書を読むみたいな」
だよなあ…。しかしそんな付け焼刃はプロからしたらすぐに分かるでしょ。オレが面接官だったら、知った風な口を利く18歳がいたらメチャクチャへこませてやりたくなるけどな。
「そうですね…へこまされました(笑)」
いや~…勉強も知識も…今の高校生はやること多いねェ…。いつ発表?
「月曜です…でも落ちてるので二次に向けて勉強します」
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本日―
女子は今日も朝から真剣にお勉強。発表時刻の17時前に帰宅しました。そしてたった今本人から電話が。
「合格しましたー…ハハハ。お母さんが感極まって泣いてますけど、私はなんでだろって感じで感動が薄いというか…」
私はおめでとうを伝えた後、何が良かったか聞きました。本人曰く、
・春に東北大主催の模擬裁判を見に行っていた。そこの感想を面接で改めて伝えて法律に興味があることをアピールできた。
・ほかにセミナーとかにも積極的に行ってたのが良かったのかも。
・評定を取るためにコツコツ頑張ってきてよかった。自分の頭だったら二次試験では受かってなかった。浪人したくはなかった。
・部活もやめなくてよかった。そういうところが主体性などで評価されると聞いた。
ふ~ん…勉強のほかにもいろいろと努力してたんだね。たいしたもんです