今日の17:00から始まった数学特訓講座。一言でいえば時間を測って他県の問題を演習・解説を行います。

 

 

 

私が授業の冒頭で生徒に話したのは以下。

 

 

 

これから他県の問題を解くけど……やはりというか、宮城とは傾向がまったく違う。

 

オレも2時から解いてみた。だけど問題があまりに簡単すぎてなんだこれはと思った。こんなん楽勝じゃないかと。これでは他人と差がつかないだろと。この県の数学が得意な生徒に同情した。可哀そうに…、問題がこんなんでは浮かばれないな…と。

 

普段、オレもみんなと同じように過去問とか、ぜんけん模試、みやぎ模試に接しているからその傾向に染まっている。それを基準に判断するとこれはあまりに簡単だ。解き始めて15分ぐらいで最終問題に来た。で、解き終わって答えを見たら…なんと3問も間違えてた(笑)

 

このオレが…アセアセ

こんな超高性能コンピューターが…アセアセ(生徒笑)

こんな簡単な問題に3問も間違えるとはショック汗

 

いや~相当ショックを受けたけど、改めてつくづく思ったね。やっぱり問題をナメちゃいけないなあと。

 

キミらの中にもこの問題を解いている最中にオレと同じ感情を抱く人がいるだろう。そのときだ。実はそこが大きな落とし穴だ。ナメてるとやらかすからな。謙虚にな、謙虚に。

 

 

あとはこれの逆パターンもあるね。たとえば昨日の私立高校入試。東北学院を受けたある生徒に感想を聞いたら、メッチャ難しかったと言っていた。まあそうでしょうね。毎年だから。

 

で、これの逆パターンと言ったのは、例えば第一問から第二問、第三問と問題が難しかったとする。そうすると、「このままだと後半の図形はもっとだな…」とか「今年は相当難易度が…」とか不安が増幅して視界が曇る人がいる。

 

それがいけない。実は第四問は誰もが解ける簡単な問題かもしれない。

 

つまり言いたいことはどんな問題であっても、ナメてかからないことと恐れないということ常に平常心、常に謙虚に問題にあたることだ。

 

大学入試のセンター試験、共通テストを受けた生徒が毎年言う有名なセリフがある。それは「今年は傾向が変わった」というやつだ。毎年誰か彼かが必ず言う。そんな彼らに言いたい。キミたちは似たような問題しか解いてこなかったんじゃないの?と。

 

県の高校入試は今までまあそう大きく変わってこなかった。でも今年ガラッと変わるかもしれない。だからどういう問題であっても、これは意味ないとか、これはカンタン、これはムズイと好き嫌いを言うことなく、どんなものでもコンスタントに実力を発揮できるようになりたいものだ。それでは始め!