今日も午後2時過ぎに教室一番乗りで勉強に励む中1男子。定期試験の結果を聞くと、英語が良くなりましたニコニコと笑顔を見せました。

 

英語が苦手と一口に言ってもその原因はいろいろあります。

 

①文法の仕組みが良く分からない人(中3の関係代名詞とか)や、②三単現のs、過去形のed、名詞のaをよく忘れる人や、③単語が書けない人などです。

 

この生徒は文法は知っているものの、②と③が多い生徒でした。こうなると授業は何かの講義をするというより、ただの口うるさいオッサンになります。

 

この日も、「ほら!sを忘れてる!」「名詞の前には?」「その単語は何回目だろう。英語じゃなくてローマ字が分かっていない。ジャニュアリーだから最初はJuでなくてJa!」と、こんなに言われては英語嫌いにならないかなぁと心配するほどツッコミ中心の授業でした。とりあえず今回は成績が上がったことにホッとするも、まだまだこの後注意が必要な生徒です。

 

とはいえ、まだ中1なのにこうやって毎週早く来て黙々と勉強に取り組む姿勢よ……大したものだなァほっこり

 

 

***********

 

午後3時には教室に来てすぐに熱心に勉強を始める中3男子。いつもエラいね~、自衛隊(高等工科学校)の勉強は進んでいるか?と聞くと、過去問をカバンから取り出し、「傾向があるのでこれを繰り返せば」と力強く語りました。

 

ところで今更だけどどうして自衛隊に?

 

「カッコいいじゃないですか、ああいうのに憧れますウインク

 

へ~、確かにビシッとしているよな。いつもフニャフニャのHやUにも行ってもらいたいよ(笑)

 

「本当は医者になりたかったんです」

 

え?

 

「人助けをしたいんです。人生は一回きりなので誰かの役に立ちたいんです。でも…医者は自分の頭じゃ無理だと気付きました。だから同じ人助けができる自衛隊に…」

 

エライッ!お前はそんなことを考えているのか。頭がいいとか悪いとかよりもさ、そのような志をもって生きることの方がどれだけ大事なことか。どう子育てしたらそのように育つのだろう。立派だな!

 

 

***********

 

今日もいつも以上に宿題をやってくる小5男児。

 

こんなにやっては大変だろう…普段の勉強は何時間?

「う~ん、2,3…時間?」

 

そっか~すごいなぁ…日曜とかも?

「え…10時間…ぐらいかな」

 

ほ~う、大したもんだ。それでは今日は夏にやったことを覚えているかチェックしたい。比例反比例の応用問題のテストをやるぞ!

 

テスト後、96点の結果を見た中1担当講師が「Sクラスの子でもなかなかこれは…」と苦笑い。フフ…では今日も先へ進むぞ~!

 

 

***********

 

今日も修行僧のように寡黙に自習に励む付属中3年男子、前回の校内テストは1点足らずに2位だったとのこと。いやいや立派立派。

 

少し会話すると「頭のいい人たちでもこの問題は…」「友達で頭のいい人に聞いたら…」というセリフがたびたび出てくるので待ったをかける。

 

どうもそのセリフが気になるな。オレが中3のときは、こと勉強面においては自分以外はみんな敵、みんなバカ、オレよりも頭のいい人間はいない…と、自信200%で生きてたけどな。性格悪いよね~(笑)

 

でも、売れてる作家とか芸人とか格闘技の選手とか、若いころはだいたいそうだったと聞くよね。自分より面白い人はいない、自分よりも強い人間はいないと思ってたと。そりゃそうだよ、だって他人を認めたら自分は2番手以下ってことになって、そんな屈辱には耐えられないからね。

 

それって昭和なのかな。今の子ってそういうふうには思わないの?

 

「さあどうなんでしょう…あまり考えたことはないですね」

 

そっか…ほっこりひたすら将棋道を追求する藤井聡太みたいなタイプなのかもね。