近況を。
・私の土曜日午後は五橋教室で中3指導も…あれ?集まりが悪い。聞けば休んだ人たちは部活の集まりだとか、用事だとか。
部活ねぇ…もう引退したんじゃないの?いつまでやってんの。成績が上がらなくても知らないよ。それに用事ってナニ…。
・と思いつつも、何を優先させるかはその人次第なので仕方がない。ただ、授業に来ないときが何回かありながら、成績がと言うのはやめてほしい。この日は来た人に明日の模試に向けて、関数と図形の実戦問題と英語の文法をガッチリやりました。タメになっただろう。
・夜は名取教室で中3指導。先週からクラスを4つに分割。私の入院中に校内テストが終わったようなので、範囲を気にせずにガンガンやれる。この日はまず、宿題にしていた数学の首都圏最難関問題から。中身は二次方程式の文章題4つ。校内テストや模試レベルははるかに超えている。
・授業前、今日のメニューを書いていると、早く来ていた生徒たちが難関問題プリントをカバンから取り出してにらめっこ。どうだった?できたかい?と何人かに尋ねるとみんな首を横に振る。すると、前回模試で偏差値70のA君が「どうやるんですか?全部解けません」と一言。
・この子は才能はある。しかし普段、何度言っても宿題も月間課題もさほどやらない上、物忘れも多い。この4つの問題のうち、いくつかでも解けるとしたらこの子だろうと思っていたが…やはり無理だったか。私は容赦なく言ってやった。「だろうね。お前のレベルでは解けねえだろう」
A君は唇をぐっと噛んで苦笑い。図に乗っている、とまではいかないが、この子のように、勉強せずに好成績を取る人には鼻っ柱をへし折り、上には上がいるということをしらしめるしか方法はない。またこのような宿題を出すから悔しかったら勉強せえよ。
・一方、いつもマジメに勉強に取り組み、月間課題は来月分のものも予測して終わっている女子がプリントを手にしたまま固まっていた。私はそばに言って声をかけた。「これは無理。模試とか入試にこんな問題は出ないから解けなくても大丈夫だよ」
はた目には、男子にはキツく当たり、女子には優しい差別に映っただろうか。男女じゃないよ。サボる天狗か努力の人かだから。
・この後の授業で、問題解説の前に、解けた人はクラスにいるかと全員に聞いた。するとB君が2番だけ…と言って「これで合ってますか
」
当たっていた。この子も宿題はやらない男子だ。でもこういう頭脳ゲーには燃えるのだろう。
「当たってるよ」と言うと、「やったー!」と大喜び。周囲の女子はすごい…みたいな顔。ふん…気に食わぬ。
キミたちに言っておくぞ!こんな問題は模試にも入試にも出ないから。だいたいこれ、二次方程式なのに文字を3つも使う。キミらが今まで経験したことのない問題だ。しかし首都圏ではこういう問題が出る。だから経験させておきたい。
この2番ができたB君は確かにすごいけどね。じゃあそうだな、試しに化政文化で活躍した人を5人あげろ。この数学の問題を当てる人とこういう社会の基本を知っている人が模試で勝負したら勝つのは後者だから。ほら、B君。化政文化に出てくる人、全部で10人ぐらいいるけど5人でいいからあげてみろ。
「え…あ…あのですね…え~とえ~と
」
ふん…お前では無理だろうな。勉強しないからな。しかし一人も出ないかね![]()
「え~と…狩野永徳とか
」
…話にならん。狩野永徳は江戸時代ですらない。はい、じゃあ後ろの人。
「え…井原西鶴…」
違う。元禄だそれは。次の人。
「二葉亭…四迷?」
明治に飛んだな。化政文化を。はい、○○さん。
「小林一茶と…」
お、やっと出てきた。一茶と?
「松尾芭蕉」
おいおいおい
ダメだ、分かってない…
そこからは急遽社会の授業へ。一覧を書いてこれらの覚え方まで説明。マジメ女子はせっせとノートに写すも、才あるサボり男子のA君もB君もノートには取らないで見るだけ。やれやれ……
繰り返すが、こういう数学の強烈難しい宿題はおもしろいからやるけど、社会の暗記はかったるい…では入試に受からねえぞ。
まずは暗記ゲーの英語と理社で点数を取ること。次にこういう考える系で少しでも頭のトレーニングをすること。どっちか一方では役に立たないからな!