ただいまテスト対策期間中の授業は、日々単元テストを実施し、

丸ブルーできない人には再テスト

丸レッドできた人には別種類の課題を渡しています。

 

特に暗記系の問題である、

星英単語

星理科の化学式

星社会の用語

などは受かるまで何度も何度もチャレンジしてもらっています。

 

 

 

こちらはあるクラスの小テストの得点表。赤字が1回目で、青字が2回目の得点ですが理解度が増えているのが分かります。

 

 

こういうのがあると、このぐらい取れているのだから本番でも何割は行くだろうという計算が立ちます。

 

 

夜の授業の中3再テストを用意しているとき、私は相山先生に質問しました。

 

生徒の中には「これから再テストをやるぞ」と言うと、「前回のを見てからでもいいですか」と決まって聞いてくる人がいるね。あなたはそれをどう思う?

 

彼はう~んと笑ったあと、あんまりよくないですね、ギリギリまで見たらさすがにある程度は書けるから、見るのはいいけど10分位おいて、そのあとに再テストをやりますと言いました。

 

 

なるほど。確かにその通りではある。

 

ただ、それは偏差値で言ったら60から上の人の話だな。直前まで見て書けても意味がないよねっていうのはまさにその通りでさ。本来、こういう話は生徒の方から拒否してこないといけないんだ。たとえばこちらが再テストをやると言ったときに「先生ちょっと待ってください。さっきまで見てたんで、時間置いてからでもいいですか?」と。まあこんな人はいないけどね(笑)

 

 

一方、中下位の生徒にとっては、オレは直前まで見るのはアリだと思っている。むしろどんどんやってほしいね。

 

彼らのそのときの集中力と言ったらないよ。合格するために必死で前回のプリントをガン見するんだから。場所で覚えようがなんだろうが、それで単語のつづりを覚えたり、犬養毅が書けるようになったりしたら本望。彼らが家での勉強でそれだけ集中してやれるかっていったらできないからね。

 

それにそうまでしてでも取りあえずテストに合格したなら、その合格したという事実が彼らの達成感やモチベにつながる。次もこうすれば受かる!次のも前回のようにやって受かってやる!という意欲。これを引き出すのがこの層にとって何より大切だ。

 

そうやってある程度基礎知識が備わってレベルが上がった後に、ふと思うんだ。「直前まで見て受かってもあんまり意味がないんじゃね?」とね。

 

そこから、直前じゃなく、普段からコツコツやっておこうとなってくれたら理想的だ。

 

なのでもう一度言うけど、「今から再テストをやる。今のうちに見たい人は見とけよ~ウインク」とやってもらって全然構わないからね。