中3の自習を見ると社会をやっている人が多いようです。

 

ある人はワークの一問一答部分の繰り返しを丹念にやり、

 

ある人はコンパクトな要点まとめを作り、

 

 

 

ある人は塾の本棚からいろんなワークを取ってさまざまな問題に触れ、

 

またある人は年号のカードを作って暗記に努めています。

 

 

ウチの息子はこの時期、朝から晩までずーーーーーーっと社会の教科書を読んでいたっけ。

 

 

今もこれからも、世はまさに正解のない時代。

 

だからこそ自分自身で「こうすれば成績が上がるんじゃないか」と試行錯誤して行動に移すことは素晴らしいし、私も生徒の勉強に口を挟みたくなるのをグッとこらえてエライねエライねと褒めて回ります。

 

 

でも本音はちょっとだけ言いたいこともあります。

 

●ワークの繰り返しを”全問”やっている人には…

 

→その満州事変は知ってるでしょ。なんで全部やるの。そんな時間はない。過去にバツがついたことろ、怪しいところだけをやってくれ。

 

 

●要点まとめをやっている人には…

 

→”コンプリート”することがメインになってるでしょ。そこ!国会の仕事が憲法の41条なんて、そんな数字はテストに出ないからね。

→まとめたあとが大事だよ。常に目に入る仕組みはできてる?壁やトイレや洗面所に貼って朝晩見る。または常にポケットに入れて、スマホを見たくなった時にそれを取り出して見る。

 

 

●教科書を読んでばかりいる人には…

 

→インプットも重要だけど、同じくらいアウトプットも大事だよ。問題を解くことも忘れずにね。

 

 

●あちこちの問題集に手を付けている人には…

 

→アウトプットもいいけど、インプットも大事だからね。

 

 

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ただ、みんな自発的に一生懸命やっているのに、それに対して口出しすることはなかなかできません。

 

よって前回授業では、この時期の社会の勉強法を大きく3つ書き出しました。

 

①過去問をやる

②ワークの×の繰り返しをやる

③教科書を読む

 

すると女子から「教科書を読んでも頭に入りません怒り」「そうそう、何言ってるか分からないショック」「眠くなる~知らんぷり

 

 

ハイハイ、機械的に読んでいるからそうなるの。読み方のポイントは2つあってね。

 

①机に向かってライトをつけて、いざ勉強しようと思ってやるのではなく、くつろぎながら、雑誌を読む感覚で読む。

 

①太字を覚えようとか、これがテストに出たなとかそういう雑念は振り払って、物語のように、身を寄せながら読む。

 

 

たとえば山上憶良の貧窮問答歌を読んでごらんなさいよ。

家では子供も嫁も爺さんばあさんも寝たきりで。米を炊く釜には蜘蛛の巣が張っている。なのに外では役人が年貢を払えと玄関をドンドン叩く。なんてつらいんだこの世の中は。生きるのはこれほどつらいものなのかと。いや~こんな時代に生まれていたら自分はどうしていただろう。やっぱり守るべきは子供と嫁か。とすると、口減らしのために、ばあさんを姥捨て山に連れて行くしかないのかな……と、こういう感じで身を寄せて読むのだ。テストに出るから覚えなきゃとか、そんなのちっさいちっさい。

 

アヤカ「口べらし?」

サキ「うばすて山ってなんですか?」

 

は?食べ物がないから誰かの食い扶持を減らすの。姥捨て山はおばあさんを捨てに行く山だ。ごめんねと泣きながら置き去りにしてくるんだよ。悲しい話だ。

 

 

「おばあさんはどうなるの?」

 

なんでそこまで言わないといけないかな!おそらく野犬にでも食われて死ぬでしょうよ。

 

 

「おばあさんが戻ってきたらどうなるの?」

 

戻って来ねえよ!さっきのお別れのシーンは何だったの!ああ……