<日曜補習の続き>

 

ある生徒のワークに目が留まる。「ん?なんでそんな付箋を貼ってんの?」

 

 

聞けば、間違い直しはこのように別の紙にやらないといけないとのこと。いや~…最近、この手のローカルルールが多すぎるんですけど。

 

そうでなくてもこの子は解くスピードが非常に遅い。なのに紙を取り出して丁寧に書いて横に貼る時間の無駄さと言ったらもう…えーん

 

 

数学ができる人って計算スピードや頭の回転力が非常に速いんですよ。

 

だからこの子が数学ができるようになるには、汚くてもいいからとにかく速く!と、速さを求めないといけません。

 

速ければたくさん問題が解ける。量をこなせば正解率も上がる。このサイクルに入れないといけないのに、どうしていちいちこんなことをさせるのか。

 

 

こういう丁寧さが必要な生徒もいます。こちらの中2男子です。

 

 

このスタンプは学校の先生が?と聞くと、そうですと男子。

 

「この字…。『たいへんよく』はできてないだろニコ汗

 

 

 

こういう生徒が一つ前の生徒のように、間違いを別紙に丁寧にやるのなら分かります。

 

しかしさっきの子は几帳面過ぎて一個一個の処理に時間がかかっているのが問題です。

 

 

付箋の最後、答えにプラスマイナスが抜けていることを伝えると、生徒は「あっ」と叫んだあと慌てて手で隠して、「今の写真消してくださいあせる

 

名前も学校名も出してないから誰のか分からないよと言っても、「いやダメです、ナシ、ナシ!」の一点張り。

 

 

「そこだよそこ。完全主義者というか潔癖症というか。理社はそれでいいけど数学ができるようになるにはそこを直さないととずっと言ってきているだろ」

 

「今プラマイつけるのでそれを撮ってください!」

 

「だからそこじゃないんだってニコ汗