小学生の教室にて。

 

小3女児が国語の問題を前にしばらく固まっていたのでサポートに入る。

 

 

 

問題は非常によくある「言い換え」の問題で、これを教えるときは線を引きながらの指導が有効です。

 

右が本文で、左が問題。

 

 

 

「キジは」に線を引き、「地上近くの」に太線を引きます。

 

続いて、「草の種や葉、落ちている木の実、昆虫など」に波線を引き、これらをひっくるめて「えさを」に”言い換え”られているねとこちらにも波線を引きます。

 

最期に両方にある「食べて」を丸で囲み、そうするとこのカッコには何が入るかな?と尋ねます。

 

う~ん…と女児。飲み込むに時間がかかっているのでしょう。こちらも急かさず待ちます。

 

 

十数秒後、「まだ線を引いていないところが一つあるね。それがカッコに入るんじゃないかな」とアシスト。

 

女児は「あっ」と短い声を発して「歩きながら」と力強く書きました。よしよしニコニコ

 

 

ふと手元の宿題メモ帳に目をやると、3人ともしっかりやってありました。ウチの息子にはこういうところがまるでない。エライなぁ~……ホントにエライ!

 

 

 

「なんか近頃、こういう小さい子を見ているだけで涙が出てくるんだよな~」とボソッとつぶやくと、最近よくそうおっしゃいますよね~ほっこりと小原さん。

 

「えっ!最近?言ってないでしょあせる

「え?言ってますよーほっこり

 

(でた……なんだそのハートフルアイビームは。オレはそういうキャラじゃないから。

 

それに、いや~…何たる不覚。こんなんでは数学が解けなくなるではないか。感情は大敵。無感情、無感情っと!)

 

*************

 

奥には速読書中の女子。アンネフランクは人気あるなぁ。

 

 

 

そういえば、先週日曜日の試験対策授業。

 

 

 

昼休み休憩中に何気なく読書コーナーに行くと、ふと、あまり手をつけられていないからか、新品同様の森鴎外の書籍に目が留まる。

 

手に取ってパラパラとめくると難しい言葉の数々が。これは巻末の注釈に行ったり来たりしないとなかなか読めません。「速読」ではこれはキツイので、読まれないのも仕方ないか……。

 


そのまま何気なく巻頭の短編小説「山椒大夫」を読み始めると徐々に止まらなくなり、30分後、最後の2ページ、ラストシーンに入ったとき、もう感動で感動で涙がとめどなく溢れてきました。


ただ泣くんじゃなくて、もう嗚咽ですよ嗚咽。「ううう…」って。大げさではなく、全身がワナワナと震えて、「ううう…ううう…」と漏れる嗚咽を口に手を当て必死にこらえて。向こうでバカ騒ぎしている連中に見られたらマズいので、奥の方に身を隠して。いや~……こんなに全身で泣いたのは冬ソナを見て以来。たったの60ページで大の大人をこれだけ感動させるとは。森鴎外、恐るべし…。

 

 

もしこちらをご覧の小学生がいたら。「速読」じゃなくて構わないので、じっくり文学の世界を味わってみてくださいね!意味の分からない言葉があったら教えます!