いや~これね~、見てましたよ。
佐藤康光会長を入れた50代チームが若手チームと早指し将棋を行う対局中継。向こうはただの若手じゃない知る人ぞ知る強力なメンツで、先崎さんが若手に負けたあと、控室で佐藤vs佐々木戦を見守っているときでした。
先崎さんが、「(若手の佐々木七段が)こんな手(酷い手)指すんだ…」とつぶやいたときの郷田九段のセリフにしみじみしました。
「42歩ですからね、先生(笑)」「(若手が強い強い言ってもしょせん)こんなもんなんだよ(笑)」「たいしたことないんだよ」と笑ったんです。カメラがあるのに。全国放送されてるのに。私はよく言ったな~と感心しました。
勝負事というのは相手を強大に思っては負けです。たとえ自分の力が未熟でも勝てると思わないと勝てるものも勝てません。
郷田さんも佐々木さんが強いのは十分に分かっています。現に今月の王将戦で郷田さんは佐々木さんに負けています。
しかしそれでもあえて、「こんなもんなんだ」「たいしたことない」と言わないと勝負事なんてやってられないんですよ。おそらく郷田さんは先崎さんに言いつつ自分自身にも言い聞かせていたんじゃないかと思います。
塾でも校内テスト前にある男子がつぶやいていました。「オレは数学苦手だからな…」「解けない…無理です」
私はすかさず言いました。「たいしたことないって」「これは最終的には誰でもできるようになるところだから(←事実)」
これぐらいでは本人はまだ「いや…オレはできないから」と殻に閉じこもってしまいますが、これから受験までずっと、マインドコントロールするように言い続けていきたいと思っています。
志望校の話をしたときもそうです。勉強をナメ腐っている人には、そんなんではトップ校もナンバースクールも無理だよと突き放しますが、
実力がありながらネガティブ思想な人や、マジメだけど実力が追いついていない人には、これから、これからと笑って励まします。
するとほぼ「A高校に行きたいけどなぁ…オレには無理だもんな~」「B高校に行けたらいいんですけど…でも自分には…」と返ってくる。
そんなときは私はいつも郷田九段のように大仰に笑いながら言います。
「A高?B高?大したことないって」
「去年A高に受かった生徒もこれできなかったよ。A高、A高言うけど、こんなもんなんだって」
「頭の良し悪しなんてカンケーないことがよ~く分かった」
「ダ~イジョブ、ダイジョブ。要は理社英だ」
「高校受験なんて所詮やったもん勝ちなんだよ」
保護者の方も、もし子供がマジメ&ネガティブなら、内心はドキドキしていてもその気持ちは表に出さず、「大したことないって」と励ましてやってください。
無論、ウチのバカ息子のように、不マジメ&楽観主義者なら雷を落としますが(笑)


