(次年度からの大学入試の変化を中3に語る話の続き)
私は英語の次に、数学についても触れました。
「マーク式以外に記述式が3問ぐらい出されると言われていたの知ってる?国語と数学なんだけどね。表現力が試される予定だった」
「うわ~」「それは困るぅ~」と生徒たち。
「ふふふ…大丈夫。見送りになったから
」
「イェ~イ!」「良かった~…
」
「じゃあ今までと変わんないのかというと…そうではないよ」
「えっ!」
「今までは…主に『知識・技能』が試されていた。いわゆるパターン問題でね。過去問とほぼ同じ。数学が苦手な人でも過去問を何周もやるなど対策をきちんとすれば何とかなる感じだった。でもこれからは違うよ」
「えっ…
」
「知識技能のほかに思考力、判断力が試されるようになった」
「思考力!」「でた~!」「ああもうオレ終わったわ…」
「いや~素晴らしいね。これからは答えをすぐに見てパターンを覚えようでは通じないよ。ちゃんと普段から考える習慣をつけないと。いや~…ようやくそういう時代になったか~。数学を教える身としては嬉しい限りだねぇ」
「思考力ってどうやってつけたらいいの…」
「だからいつも言ってるけどよく考えることだって。答えを見てやり方を覚えようではダメ。レベルが低いうちはすぐに見ていいけど、ある程度になったら答えは伏せて、ただの1問に1時間でも2時間でも、1日でも2日でも考えることだ。結果、答えがハズれていてもいいの。考える時間に比例してお前たちの脳みそは確実にアップしているから」
「う~ん…」
「でもね…なんか矛盾しているというか、、、思考力を試すのなら問題を難しくする代わりに問題数は減らしてほしいところなんだけどねぇ…。逆だから。メッチャ増えてる」
「ええ~~っ!」
<2019センター試験⇒共通テスト(2018プレテスト)>
★国語:43ページ⇒45ページ
★数Ⅰ数A:19ページ⇒26ページ
★数Ⅱ数B:14ページ⇒25ページ
★世界史B:24ページ⇒31ページ
★現代社会:32ページ⇒44ページ
★化学基礎:10ページ⇒14ページ
★リスニング:10ページ⇒21ページ
「新しいプレテストの数学の問題見たけどね…なんかこれは本当に大変だと思う…。数学の力を発揮する以前の問題。そもそも文章量が多すぎるの。
ちなみにオレは読書スピードが人よりかなり遅くてね。ナナメ読みにストレスを感じるというか。小説も新聞も一字一句しっかり理解しないとダメな性格なんだ。でもそういう人は新しい入試にはついていけないね。時間内に終わらないよあれ。
しかも思考力問題もあるんでしょ?どうすんのいったい(笑)。試験時間は60分から70分になることが検討されてるけど10分ではとてもとても…。速読術でも身につけないと無理だな」
「なんでそんなに難しくすんの…」
「やっぱり情報化社会だからじゃない?これからの時代の人には、膨大な情報を効率よくさばく力が求められてるんだよ。いや~…大変だねアンタたち!」
