昨日は新年一発目の中1授業。
授業前から生徒らが「先生、先生~!」と私の周りにやってきました。
「きょう提出ですよね!私全部やってあります!」
「私は今日持ってくるの忘れた!けどちゃんとやってあります!」
「私も全部やった!でも数学は分かんないところばっかりで…」
(そっか…、12月に出した宿題は今日提出にしていたな。でもなんで生徒たちがこんなにアピールしてくるかっていったら…)
「ちゃんとやったので…、私、お年玉もらえるんですよね!」
「いつくれるんですか?」
「こども銀行のお金とかはナシっすよ」
(う…イタタタ…やっぱりそこきたか…どーしよどーしよ…来週までになんかウルトラCをひねり出さないと…)
昨日の授業は歴史の復習がメイン。次の学年末テストは平安・鎌倉になるだろう。ここは何回やってもやり過ぎと言うことはないので、クイズ形式でドンドン当てていく。
「平安京は?A君!」
「794年!」
「都を遷したのは誰?ハイ隣!」
「え~と…聖徳太子?」
「ちが~う!それは飛鳥時代の人でしょ!ほら、天皇!」
「わかった!聖武天皇!」
「違うから!分かってないのに分かったって言わない!桓武天皇ね!絶対出るぞこれ!」
「で、次は天皇から貴族の政治に変わった!誰?ハイCさん!」
「藤原…さん」
「さん…って、お前の知り合いか!藤原さんダメ!フルネームでどうぞ!」
「藤原の…み…」
「み?」
「み~……ち~…なが。道長!」
「よし!でもここは親子でテストに出る。子供の名は」
「え~…。よ…よ…」
「よ…なに?」
「より…」
「いいぞ~!よりなに?」
「頼朝」
「それは鎌倉幕府作った人!正解は頼通ね。よりみち!出るぞこれも。では次!権力者の3番目は藤原氏から天皇に戻る。この天皇はしぶとくてね。天皇の役職を子供に譲っても自分はその上の位を作って政治にしがみついた。さて、誰でどんな政治だったっけ?ハイ、Dさん!」
「え~っと……源頼朝?」
「おいおい、それは武士!天皇じゃなくて次の鎌倉幕府作った人!って何回言わせんの?ほらいるでしょ、ほら!」
「分かった!」
「ハイ、Eさん!」
「え…えと…」(←勢いはいいけど当てられると急に引っ込み思案になる女子の一人)
「分かったって言ったよね」
「し…白河…」
「そう!」
「…さん。白河さん」
「白河さん…かわいい~…って言ってる場合か!白河上皇ね。そこまで覚えよう」
「さて最後は武士だったな。平安時代はこの4人目で完結だ。源氏と平氏の争いを制して実権を握った権力者、誰だったっけかな~」
「ハイ!」
「はいどうぞ!」
「源頼朝!」
「バカ!それは、か・ま・く・ら・ば・く・ふ作った人!何回言わせんの!もう勘弁して~…」
「分かった!平清盛!」
「そう。一発で言えるようにしてお願いだから。じゃあこの人は何したの?役職は?」
「征夷大将軍!」
「ハイ違う~。K君!」
「太政大臣?」
「さすがだな。何したのこの人」
「え~と…」
「知ってる人!お、Tなら答えられるか。何?」
「兵庫の港を整備した」
「よし!素晴らしい。で、何のために港を整備したの。ある目的のために整備したんだけど」
「日宋貿易」
「いや~さすがだな~。みんなもこのくらいまで掘り下げて覚えてもらいたいね。じゃあついでに、その貿易で宋と何をやり取りしたの?」
「(全員シーン…)」
「日本は銅とか金銀を輸出したんだけど…テストに出るとしたら輸入品だ。これが日本で流通するようになる」
「分かった!」
(テンネンKちゃんが目を輝かせた…。これが一番信用ならないが…)
「ハイ何!」
「プラスチック」
「ワハハハ!(クラス爆笑)
古代にそんな高性能なもの作れるか!もっと固いもの!」
「あ!分かった!」
「ハイどうぞ」
「とんかち?」
「アハハハ!とんかちって(クラス爆笑)
だいたいわかったってなに!わかってないのにわかったって言うな!とんかちて!まだ言うなら金づちだろ。もう~~~~…そういうことを真顔で言うからなこの人は。よく考えてからしゃべろうね」
「お母さんにも言われた~」
「なんて?」
「あんたは一回思ってもそれをそのまま口にしちゃダメだって」
「それじゃなんもしゃべれないだろ」
いや~腹を抱えて笑いました。
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問題集をご注文いただいている方、品物が20日に教室着なので、そこから発送すると21日か22日のお届けとなります。
首都圏からお申込みいただいた方は2月中旬が受験日だとかで、大変申し訳ございませんがもう少々お待ちください。
1日1枚×30日分(所要時間15分~20分)なので、入試日まで30日もない人は、どこかで1日2枚やるなど工夫をお願いします。全ページに私の動画解説QRコード(約10分)がついています。やり方が分からない場合は戻って再生で何回でも聴けますのでご利用ください。