中3全体に数学の初見の問題を出しました。
「さてこれ…解ける人いるかなぁ」
数分間、考える時間をあげたあと、
「毎年この問題をノーヒントで解くのは一人いるかどうかなんだけどね…。おととし解いた男子は一高に行った。去年解いた男子は高専に行った。さて今年は……解けるとしたら誰だろ…。A君とかかなぁ」
塾には、普段、群れていてやかましい生徒たちがいる一方で、孤立してなかなか声が出せない生徒もいます。
A君もその一人。
こちらが話しかけても、うんとかハイぐらいしか言わないけど、、、こちらはキミの実力をよく知っているんだよ、ということをA君に暗に伝えたかったのでした。
「ハイハイ、誰もいないのォ?そうか…獅子の子はおらぬか…」
と、私がため息をついたそのとき!
A君がシュッと手を挙げました。
(お!自ら意思表示をしてくれるなんて
!)
「ハイ!A君!答えをどうぞ!」
「あ、ハイ…。○○…です」
「正解っ!」
その瞬間、クラスから「スゲ~」「さすがだわ~」の声。私も自分の予想が当たり得意満面になって「いや~さすがA君だね~」としみじみ。
それでも相変わらずクールな表情で何を考えているのか分からないA君だけど、さすがにちょっとは嬉しかったんじゃないかなぁ~![]()
そしたら先日たまたまお母さんからメールが届きました。
『(中略)そんな中、本人としては「やっぱり工藤先生の授業を受けたい!」っと、珍しく…自己主張してきたので―』
いや~家でそんなこと言ったんですか。外見からはさっぱり分からなかったなァ。
『息子は分からないところや疑問に思ったところを先生に聞きに行ったりしたことありますでしょうか?
先日も、確か英語だったと思うのですが「これじゃダメなのかな…」など言っていたりするので、自分で解決できない様なら先生に聞いた方がいいよ!っと提案しましたが、きっと聞いてないな…っと想像しています。
昔からそんな感じなのですが…』
ハイ、なかなか聞きに来ることはありません(笑)
でも、A君の本心、つまり私の授業に価値を感じている人だということが分かったので、今後こちらから積極的に声をかけていきますね。
<塾生の保護者さんへ>
家で子供がこんなこと言ってたというのをメール等で聞かせてくれるとありがたいです(ほかの講師含む)。必ず返信いたします。
私もキモイと言われて十数年。自分に自信がなくてこちらから一歩踏み込めないところがあるんです。特に女子生徒には。
上のA君の例のように、クールに見えて実は…なんて部分にはこちらもなかなか気づけないので、エピソードがあったらよろしくお願いします![]()

