「はあ~あ…こういう4択、ホントに苦手で…」
先週金曜日、授業開始の3時間前にやって来た高3女子は、学校の宿題を広げてふぅ~っと大きいため息をつきました。
ほう、センター試験の英語だね。そこは文法と熟語表現がポイントだな。
女子はどうすればできるようになりますか~と、再度ため息交じりに言うので答えました。
まず表現の方は覚えるしかない。
ネクステとかフォレストとか有名な参考書は持ってる?学校では何を使っているの?
そういうのには、入試で求められる英語表現がほとんど載っているからまずはそれをひたすら暗記すること。
理屈もへったくれもない。
とにかく声に出して、×を〇に地道に変えていく作業をするっきゃない。オレ的には単調すぎて勉強としては超つまんないけどね。でも受かりたいならやるしかない。センスも何もいらない。ただ時間を作ってひたすらやる。ここはやった人には勝てないから。
それともう一つは文法。
これには理屈があるから、ただの暗記ではなく、なんでそうなるのかをちゃんと考えながら勉強することが大事だ。
例えばそうだな…、そこの問5の答えはわかる?
「え…え~っと
」
「こんなの2秒。②のbeingしかない。選択肢にhaving beenなんかがあればまだ悩むけど、動名詞はこれしかないんだから一瞬でわかる。ちなみに先頭のGeorge liked…とかは見てないからね。complained of the roomsだけで答えは②とわかる」
「えっ、そうなんですか…」
「お前は動名詞がわかってないな…。英文法のあのテキストは仕上げた?」
「ハイ。もう何周もしていますがなかなか覚えられなくて…」
「見せてみろ」
女子、カバンからテキストを取り出して動名詞のページを広げる。あらまあ~カラフルだこと!付箋もたくさんだね!
「これだ。この99番。of my father beingとあるだろう?このmy father が意味上の主語で…って言ってもわかんないかな?」
そこからはなんでこのような文章になるのかを説明しました。
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本当は「お父さんが貧乏」を書きたいのなら
my father is poor.になるだろう?
なのになんで、
my father being poor.となるのか。
その根拠は直前のof にある。
もしこれが of じゃなくて接続詞の that なら、
うしろに「節」…つまり文が来ていいので、
my father is poor.でオーケーだ。
でも of のあとには文は置けない。
だって of は接続詞じゃないからね。文と文をつなぐことはできないよ。
of は前置詞ってのは知ってる?
前置詞の後には名詞が来るのは?
それを知ってるのならこれは…
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こんな感じで5分ぐらいかけて丁寧に理屈を説明したらわかってくれたようでした。
「まあ丸暗記できるならそれに越したことはないけど、できたら"どうしてそうなるのか"をセットで覚えること。そうすれば文法に強くなるから。動名詞以外のほかの単元にももしモヤモヤがあるのなら、その辺を今晩の授業で先生に聞いてみて!」



