午後4時

 

もう1時間がたった…

色々電話をいただいた。

でもまだ来ていない人が半分以上いる。。。

全員ダメだったんだろうか…

 

この1分…、1秒…に命が削られる。

 

スマホが鳴った。

一高を受けた男子の姉(一高2年)からのラインだ。「うかったよ!」

 

すぐに電話をした!

「えっ!ホントか!」

「うん」

 

 

「なんなんだよ!腹立つな~!自己採点390(記述全部バツにしての得点らしい)とか言ってたから絶対終わったと思ってたわ!なんで今まで電話寄こさなかったんだよ!」

「親戚中に電話してた」

 

「親戚よりオレの方が大事だろ!」

 

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4:10

 

「あいつはダメだったんだろうか」

「あいつのとこは普通電話くれるはずだ」

「いや、脅かそうと思ってあとから直接来るんじゃない?」

「はぁ~~~~……」

 

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4:15

 

試験直前、カチカチに固まって単純な計算ミスを連発していた女子から電話。手元の資料の合格率は50%となっている。

 

「向山受かりました!」

「え~~!それはウソ!」

 

「ウソじゃないです!」

「お前は受からない」

 

「受かりました!書類もあります」

「はぁ~~…なんで今まで電話寄こさなかったんだよ。死にそうだったよ…」

 

「見に行くの遅かったんです。混んでるかな~と思って」

「のん気だな!あ…お母さんは?一緒?」

 

「あ、ハイ。一緒です」

「お母さん、嬉しいだろうな。ずっと心配してたんだぞ。泣いてただろう」

 

「え~っと、今スーパーで買い物してます」

「のん気だな!もっと早くこっちに電話よこせよ…死ぬって」