受験期の悩みについて、精神面(下の●印)以外で見ると、上位に「何を勉強すればよいのかわからなかった」というのがあります。
まあでも勉強法は常日頃から生徒に伝えていることなので、これも精神不安の表れと言えなくもないのですが…
ただ、勉強のやり方について不安に思っている人がいる以上、ここで再度しっかりとお伝えしておきましょう。
ワークの繰り返しだとか過去問をやれだとかはもちろん最重要ですが、今回は少し別の切り口からアドバイスします。
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①まずは最近の模試の成績表を手元に用意してください。
②今から一番点数が上がりやすいのは理社ですのでここでは理科を例に見ていきます。
以下に模試1月号で70点台だった中3生三人の成績表データを載せます。
あなたの成績表は、どちらのパターンに当てはまりますか?
<パターンA>正答率の高いところでいくつか取りこぼしている↓
こちらも中レベル問題でポロポロとミスが↓
<パターンB>正答率の高いところはノーミスも、難しいところで得点できない↓
さあ、あなたのデータはどちらですか?
この3人は、上から73点、75点、73点とほぼ同じ得点です。
しかし、正誤の場所が異なります。であれば、残り少ない期間で効率よく得点アップするには、自分に合った勉強法をしないといけません。
今回はAパターンの人のやるべき勉強法について述べていきます。
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<パターンA>正答率の高いところでいくつか取りこぼしている人
ハイ、結論から言うと、パターンAのあなたは、正しい勉強法をストイックにやることができたなら得点はすぐに上がります。
だって世間の多くの人が正解できる問題を、中盤以降バシバシ得点を重ねるあなたが出来ないはずがないからです。
だから志望校に対して現在地が多少厳しくとも、あと一か月で確実に得点が上がるので、志望校は変えなくてもいいと思います。ただし今から言うことをストイックにやれればの話ですが。
さて、それでは勉強法ですが、まずあなたの脳みそについて説明しましょう。
私はよく脳を器に、そして脳みそを器の中の水に例えるのですが、あなたの脳はこんな感じです。下にいくつか穴が開いていて水がこぼれ落ちている状態です。
こういうときあなたはどうしますか?
中身が少なくなってカラになっては、脳みそ空っぽ状態になってしまって大変です。ではどうしましょう。2択でお答えください。
①上から新たな水を注ぐ
②穴の修復をする
さてどちらを選んだでしょうか。①の人はいますか?いませんよね。だって注いでも注いでも下からこぼれてるんだから注ぐ行為は不毛です。
正解はもちろん②。まずは穴を閉じることからやんなきゃ。
これを勉強に置き換えると、上から新しい水を注ぐということは、新しい問題(テキスト)を解いて、新しい知識を入れるということです。
この時期、不安になって書店に行き、「たったの○○日で英語が完璧に分かる本」とかを手当たり次第に購入してつまみ食いする人がいますがまったくナンセンスです。
あなたのするべきは穴の修理。「もうこのテキストはやったから大丈夫かな」と思っていても実際には大丈夫になっていないのです。穴があるんです。
だから今持っているテキストを2周3周繰り返すことを優先すべきです。×の解き直しをすることが最も効率よく得点アップできる方法となります。
以下のことを最優先にやりこみましょう。
①持っているメインテキストの繰り返し
→理科・社会はもちろん、英語は英文法と単語、国語は漢字、数学は全範囲の詰まった問題集(基本問題のみでいい)の×のついたところを徹底して繰り返し解き直すこと。
②今まで受けた模試の解き直し
→直前の3か月(11,12,1月)に受けた模試は取ってありますか?あとは学校の実力試験(定期テストは不要)。これの間違ったところをもう一度解き直しましょう。ただし正解率30%未満(※人による)は無理にやりこまなくてOK。本来できるはずの問題に絞って×の解き直しをすること。
③過去問
やはり王道。ただし出題傾向を知るために使用します。特に高専の出題傾向は特殊ですからね。慣れておかないと。
とはいえ、勉強法として重要な方は何といっても①②です。
パターンAのあなたは穴さえ埋まれば受かります。正答率の高い問題です。無理なことはありません。ぜひ頑張ってください。






