連日、中3のご家庭との面談で大忙し。

 

その面談で、「以前、先生のブログにも書いてあったじゃないですか。アレはウチにも当てはまって…」と言われることが多くてビックリ。こちらをご覧になられている保護者の方は予想以上なのかも。なるべく更新しますね。

 

・日曜日は中3に「ぜんけん模試」。

数学の問題を見たけど、やはり宮城の入試問題そっくりだ。受け終わった生徒に感想を聞くと、みな口をそろえて「ムズカシイ」とか「時間がない」の声。いやいや、これ、かなり本物に近いから。


 

・今回はプロパンガスのコンロが題材になっている。このように、①過去に見たことのない初見問題で生徒を惑わせ②長い文章を読み込ませることによって生徒の忍耐力を削りにかかるところなんかもう宮城入試の常とう手段。よく研究されているなぁ…。

 

・前のブログで、私は問題作成者の私生活まで分かると書いたけど、これを作った人は穏やかで落ち着いた人だろうと思う。とにかく問題が素晴らしいので、翌月号も冬期講習直前にやります。

 

 

・中3の三者面談。偏差値は良いのに内申点であきらめざるを得ない人がいる。かなり悔しい。

 

・彼が、提出物を出さない根っからのナマケモノだとか、授業を妨害する悪太郎だというのなら分かる。過去に、塾にもそういうのがいた。宿題なんてやってられっかと期限に遅れても出さない確信犯、または、おそらくゲーム中毒で脳が溶けてしまったのだろう、日々ポケ~っとしてスリープモード全開、迷いの森から抜け出せなくなってしまった男子など。

 

・あとは不良。服装、髪型など見た目からしてモロにアウトな輩やタバコを吸うやつ。ウチの塾の創立当初はそういうのが多かったなぁ。駐輪場でタバコを吸っていた男子に私が猛然と詰め寄ると、陰から仲間8人ぐらい出てきて囲まれたこともあった。こういうやつらにならどうぞ、内申点を厳しくつけてくださいな。でもね…

 

 

・そうじゃないなら3とか2はあまり出してほしくないなぁ。不真面目でヘラヘラしている奴は愉快で楽天的なキャラクター、表情の少ない子は寡黙なタイプ、アピールしてこない人は質素で謙虚な人ということで理解してはもらえないでしょうか。みんながみんなマジメで積極的だったら世の中、住みにくくなるって。

 

・偏差値60近くあっても、内申が3.1とか3.2ではもう公立高校の進学校は無理。学年トップクラスにいるのに、内申が4.0付近ではナンバースクールは無理。毎年ながらこういうことをデータをもとに生徒に説明したときの生徒と保護者の落ち込みようといったらない。特に頑張ってる子が、データを見て肩を落とす様は見るに堪えない。

 

 

・生徒の授業態度が悪いのは自分の授業がタイクツだからなのでは?

生徒がこちらを向かないのは自分の話術が未熟だからなのでは?

 

・私は己の授業でそういう生徒が出たら、相手の非にする前にまず自分の腕を疑うところから始めるし、このことはウチの塾講師にも日々言って聞かせている部分です。生徒が悪いんじゃない。お前の授業がヘタクソなのだと。って…ああ、だんだん愚痴っぽくなってきた。

 

・前向きに。公立高校がこのルールならしかたがない。無理にランクを下げて公立に行くぐらいなら高専とか私立にしては?こちらは内申など関係ないから。これからのAI時代、高専のⅡ類、Ⅲ類は超お薦めだよ。私立も最近勉強に力が入っているのでいいと思う。家庭の事情でどうしても公立高校じゃないと無理…というのでなければぜひ前向きに検討してはどうでしょう。と、このようなことを内申が低い人には面談で話させてもらっています。私立は公立が落ちたらしかたなく行くところ、という認識は改めた方がいいと思います。