作文添削講座、ブログでご案内してから問い合わせが急増中。

 

中3はもとより、中1や小学生からもウチの子は作文がヘタなので…と言って、試しに3回ぐらいやってみよっかという方が出てきています(回数は自由に選べます)。ってことでハイ、宣伝するわけじゃないですがかなり勉強になると思いますよ。

 

五橋教室のある中1男子は今日も部活帰りに寄って3回目を書いていきました。

 

1回目、2回目の添削済み答案は先週のうちに本人にもう返しています。

 

「赤ペンでいろいろ書いてあったろう。ちゃんと読んだかい?」

 

 

「ハイ、たくさんありすぎて」と男子。

 

ならば1個…、いや2個でいい。今日新しいのを書く前に注意しなきゃいけない点を2個あげてみてと話すと以下のように答えてくれました。

 

・「自分の体験内容ばかりで、そこからどう思ったかとかをもっと書かないといけない」(ハイハイ、あるあるだね)

 

・「字が汚いところ…。読めなくて直されてるのが結構あった」(母親と私が常に言っていた部分。第三者からも言われてさすがに分かったかな)

 

「じゃあその2点を意識しながら3回目やってみよう」

 

 

この子はもともと速く雑に書きすぎるあまり、濁点の「が」とか「で」の点が1個になるクセがありました。それは赤ペン添削でもしっかり指摘されています。

 

今日も後ろから見ていたら、作文の書き初めは良かったものの、途中からは内容の方ばかりに注意が向いてしまったのか、濁点のクセが徐々に出てきました。

 

「ほら、この『で』。いいの?これで」

 

「あっ!」

 

男子は慌てて書き直しました。その後は最後まで注意が途切れることはありませんでした。

 

書き終わった答案をスタッフの佐藤さんが回収したとき、佐藤さんは驚いて言いました。「あれ?結構字が丁寧になってない?」

 

「え?どれどれ?」

私も改めて見直す。うん、かなり意識してるなこれは(笑)

 

男子の顔をちらっと見ると、佐藤さんに褒められたのが嬉しいようで、はにかんでいます。意識してやったことを人から褒められたんだから尚更うれしいんだろうね。

 

さ~て、自信をつけさせる大チャンス到来!

 

私は女子からよくコワいと言われる自身の細い目をめいっぱい広げて男子にほほ笑みました。

 

「ほ~う!これはウマい字だなぁ!1週間でこんなに良くなるものかぁ?」

 

(…わざとらしかったか?)

 

言ってすぐ自分の演技のヘタさに気づくも、男子は「ホントですかぁ」とニコ~っとし、どこからどう見ても幸せ指数100%、最高に気持ち良さそうな表情を見せてくれました。字を人から褒められたのは多分初めてなんだろうな(笑)

 

このあと自習やっていきます!と言って帰ったのはそれから約1時間後。「さようなら」の顔がまぶしかった。今日はお疲れさまでした!