昨日の夕方。
部活を引退した中3男子Hは自習スペースで一人黙々と勉強していました。
内容は社会のまとめ。
受験勉強のために今まで習ったところを一からおさらいしているようです。
写真↓の中部地方のほかにもこういう用紙をたくさん持っていました。
地理は何といっても白地図勉強が一番。
こうやって白地図に、
①都道府県、県庁所在地を入れる
②山川平野などを入れる
③農業を書き入れる
④工業を書き入れる
こうやって手作業をすることにより、ただワークを解くだけでは得られない本質的な理解が身につくようになります。
「大変いい勉強をしているね。それは自分でネットから取ったのかい?」
H君に尋ねると、「違います。これは土曜の遠藤先生の社会の授業でもらったやつです」とのコメント。
ほう!遠藤クン!なかなかいいことしているね!
「それにしても…お前はエライね~」
私はしみじみとため息をつきました。
自分の子供がやらないからでしょうね。最近、こういう前向きな人を見ると、成績がいいとか悪いとかよりも行動しているってだけで心底感心してしまうところがあります。
「お母さんに言われてきたのか?」
「いいえ違います。N君いるじゃないですか。ボク、中1中2でN君に負けたことないんですよ。でも今回は初めて負けて…」
私はちょうど手元に持っていた成績ファイルを取り出しました。
今年の2月に入会したN君の中1中2の頃の成績は分かりませんが、、、
確かに。今回の校内テスト、成績がグンと伸びています。
「あいつは合宿のときも何時間もやっていたもんなぁ」
「そうなんです。急に成績上がったから自分もやんないとまずいと思って…」
「ほ~う、そうかそうか
それはいいことだな。がんばれよ」
つくづく思う。人の真骨頂はここだ。
すなわち、
人に抜かされたり、順位が下がったりしたときにどう思えるか。
①悔しい、次こそは!と思って行動に移す人。
②悔しい、次こそは!と思うものの行動に移さない人。
③何も感じない人。
あなたはどのタイプなんでしょうか。
H君は①でした。
成績は良いに越したことはありません。
でも。
今何点取っていて、どういう順位であっても。
私としては①の人を見ると嬉しくなります。
パワーがもらえます。
親だったらステーキでもご馳走したくなります。
さあて、オレも頑張んなきゃ!