今日は保護者向けの話を。

 

校内試験が終わり、今頃はお子さんにテストが返されてきていることかと思います。

 

「どうだった?数学は?社会は?」の問いに、お子さんはどんな反応を示しますか?

 

塾で同じように聞くと、たとえ良さげな結果でも多くの生徒は決まって「死んだ」とか「終わった」と口にしますが…、お家ではどうでしょうか。

 

私はここでの親の対応がこのあとの生徒の成績を大きく左右すると考えています。

 

もし子供の成績を下げさせたいのなら親は次のことに注力すべきです。

 

「自分はデキない側だと思わせること」

 

この洗脳に成功すれば、生徒の成績はこの先ずっと停滞することになるでしょう。

 

なぜか。

生徒に問題を出してハズれたとき、できない子は決まってこう思うからです。

 

「自分はバカだから仕方ない…」

「できる、できないでいったら自分はできない方だからこれが解けないのはやむを得ない…」

「あの子は頭がいいから解ける。自分はそうではないから解けないのも無理はない…」

 

このように、できない子は自分を「できないグループ」に属させることによって納得を得ようとします。この方が問題解決法としては楽ですからね。そして答案にフタをして自らを省みない。だから浮上しないのです。

(※自分はデキないからと思ってむしろガムシャラに勉強する人も稀にはいます)

 

でも優秀な子、自分は「できるグループ」に属していると思う子の考え方は違います。彼らは問いにハズれたときこう思います。

 

「おかしいな。自分なら解けたはずだが…」

「なんで(優秀なはずの)自分が間違えたんだろう…」

「周囲が解けないのは仕方ない。それよりなんで自分は間違ったんだ?」

 

こういう人はテストの答案を穴の開くほどガン見します。これが自動的に良い復習になる。成績がいいわけです。

 

さて、自分はデキない側だと思わせるにはどうしたらいいでしょうか。

 

一番効果的なのは次のことです。

 

・バカだねとののしる

・点数のことをとやかく言う

・ほかの人はどうだったの?と他人と比べる(兄や姉と比べるのも効果的)

・だからあの時言ったでしょと過去のことをほじくる

 

このぐらいすれば、子供は「自分はデキない」と思い込んでくれるはずです。ちなみにウチでは…

 

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中1の次男に数学を聞いたら91点だと言いました。

「バカだね~!それはヒドイ!」

私は上にあげたようなことと同じことを言いました。なぜならヤツは数学に関しては天才なので、一度鼻っ柱をへし折る必要があったのです。

 

しかし次に、社会は?と聞いたら「死んだ」と言って情けない顔を見せました。点数を聞いたら70台。首を垂れています。

 

(これはもしかしたら自信を失っているかもしれない。

ここでヤツが社会について、「自分はできないグループ側だ」と思ったら以後取り返しのつかないことになる。いったん入信したら脱会させるのはかなりキツいし…ここは穏やかにいこう)

 

私は問題と解答を持ってこさせて、まず当たっているところを褒めました。

「この記述は良くかけたね~。なかなかこれは書けない」

「この漢字、良くかけたな。ちゃんと勉強してたんだな」(※あまりしていないのは分かっているが…)

 

今度は間違いについて。

一個一個確かめていきます。

 

私「これはなんで間違ったの?」

子「・・・はこういうふうに聞かれていたけど、自分は・・・と思って」

 

ここでの私の対応は、

「ワッハッハ!アホやな~!次は気をつけろよ~爆  笑

「もったいない!ちゃんと問題を見ておけばえーん

「やっぱり教科書読みに勝るものはないな。欄外までチェックしておかないとな照れ

 

こんな感じで一問一問一緒にテストを見直し、落ち込まないようにわざとオーバーリアクションを取りました。

 

この結果が以後好結果を生むかどうかは分かりませんが、少なくとも「自分は社会についてはデキない側だ」と思わせることは回避できたようです。今回はこれで良し。

 

さあ、学校はまた新しいところに入りました。

どんどん意欲的にやっていこう!