高校生は校内試験がスタートしました。

連日、自習の生徒で空き机が埋まります。

 

彼らは大人だから落ち着いて勉強をやれるけど…

 

 

ついたての横でやっている中1は集中力が続かずにざわざわ。

 

「ボク、こう書いたんだけどこれで合ってるの?」

「それはね…」

 

 

まあ、どうでもいい私語をしているのではないし、生徒が生徒に教えるのは、教える側にとっても勉強になるからいいかなとスルーしていると、話は次第に別の展開へ。

 

男子「ページ全体に丸をつけるのはダメだよ。一個一個に丸付けないと答えの丸写しとみなすって先生が言ってたよ」

 

⇒そこまでしなくても見る人が見れば丸写しは分かるけど。一個一個では面倒だし、時間がもったいないね…

 

 

男子「途中計算も書かないとダメだって先生が言ってたよ」

例:(+3)+(+5)=+(3+5)=+8

 

⇒これはヒドイ。。。わざわざ生徒の頭の回転を鈍らせようとしているのか。例えばそろばんをやってた暗算名人も先生の言いつけに従ってこれをしなきゃいけないのかな。ねえ先生、あまり型にハメない方がいいですよ。

 

 

「国語の先生が言ってました。テストはここからまるまる出すから答えを覚えてくれば90点は取れるって」

 

⇒ハイ出た。これで勉強になるのかな。しかも国語でしょ?暗記すればってのとは違うと思いますが。

 

 

すると、この女子のセリフに「え~いいなぁ!」と、声を上げたのはおてんば女子A。別の学校の生徒らからも、うらやましいと声が上がりました。

 

「良くない!」

私はクラス全体の注意を引きつけて言いました。

 

「社会ならまだしも、国語の暗記なんてあるか。ちっとも勉強にならねえよ」

 

するとおてんばAが口をとがらせる。

「ええ、だってそこからしか出ないんでしょ?勉強そんなにしなくていいならそれがいい」

 

これに男子らも同調。

「いいなぁ、それ」「それだったら簡単だ」

 

「は?簡単がいい?何言ってんの?テストが簡単だったら普通はガックリ来るだろ」

A「え~嬉しい!」

 

「はぁ~~…お前らはちっとも分ってない。

テストは難しい方がいいの!ハイ、なんでか分かる人!」

 

するとK大が恐る恐る手を挙げる。ハイどうぞ!

「テストが簡単だとみんないい点数を取るから」

 

「そう!その通り。ただ、もう一歩踏み込んで言ってもらいたい。みんないい点数を取ると何がまずいの?」

 

沈黙。

 

おそらく分かっている人はいる。でも内容的に口にはしにくいんだろう。ふふふ…

 

「ハイ、では正解ね。みんないい点数だったら、自分の優位性を示せないだろ?周りは解けない。でも自分は解いた。こういうのが気持ちいいんじゃないか。

 

だから俺なんて中学生のとき、テストを開いてそれが簡単だとわかったら頭にきたね。バカ!こんな簡単だったらみんな解いちゃうじゃないか!って。

 

一方、難しかったら心の中で先生に感謝した。

 

一問目を解き始める前に両手を胸の前に組んで神(先生)に感謝の祈りを捧げるの。ああ神様(先生だけど…)、この度は問題を難しくしてくれてどうもありがとうございますって。こういう感覚を持たないとお前らいつまでたっても並だぞ」

 

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その後もワーク演習中に中1らがボソボソ。

勉強内容とはいえ、一組が声を上げるとほかの組も声を上げるのでやがて室内はざわざわ…ムキー

 

「ハイちょっと!質問はオレに!高校生たちに迷惑でしょ。しっかし…、ホンットお前らは…子供だな!」

 

A「だってしょうがないじゃないですか。まだ中1だも~ん(笑)」

 

これに自分も含めて室内大爆笑。やれやれ・・・