校内定期テストが近い中3は、本日は数学の過去問を実施。
ケアレスミスがぽつぽつあり、やって良かったなと実感。
そもそものやり方が分からないという人には個別指導。
理科のイオンが全然分からないという人にも即席授業。
後ろでは個別指導も行われています。
高校生は今週からテストウィーク。
物理の指導や、、、
数学の指導などをしていたら、だんだん頭がボーっとしてきた…
けどそんな弱気は言ってられない。
窓側の席を見たら教科書に視線を落としたままフリーズしている二華の高2女子が。行かねば…。
私が近寄るとすぐさま質問が。
「先生、分からないところがあるんです…」
「なんでx1、y1ってなってるんですか?x、yだけでも難しいのに、なんで1が入ってるんですか」
「(う~ん…そう来たか…抽象的なものを捉えるのが難しいんだろうな)
ああ、それね~。やっかいだよね。a、bって書いてくれたらいいのにね」
「文字がたくさんあって分かりません。…私はどうしたらいいんですか」
私はどうしたらいいんですか…か。
ふふふ…面白いこと言うなあ。
数学の質問に答えるだけじゃなくて、あなたの今後についても検討しなきゃいけないんだね。
「先生、ここ試験に出ますか?」
続けて女子はそのコーナーを鉛筆でグルグル囲む。相当イライラしているんだろうな。
「出るね。円の接線でしょ?ここは出るなぁ」
「ホントに出るんですか?」
「ああ、間違いない。接点が与えられるパターンと、通る点が与えられるパターン、両方とも必ず出るね」
「はぁ~……じゃあこの公式も覚えなきゃいけないんですね」
「覚えなきゃいけないね」
「なんか全部同じに見えるんですけど…」
うわ~~そう来たか…つらいんだろうな…
常々、数学ができない人は客観性が足りないと思う。
特に女子は感情が豊かだから、それが邪魔してどうしても主観が優先されてしまうんだろうな。
もっとも自分のように感情がなくマシーンみたいな理系人間は付き合う人種としては最悪だが…。
(授業後、女子に2パターンを改めて丁寧に説明)
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22時。奥の部屋で帰り支度をしている宮城野の高2女子に声をかけました。
「お疲れさん。試験に向けて疑問は解消できた?」
すると、「まだです。いいですか?」と女子。
すぐにカバンから数学のテキストを取り出して、
「なんでここはこうなんですか。まずここにエックスをかけますよね」
「かけないね」
「え?どうして?エックスをかけますよね」
「かけないよ。どこから来たのそれは」
「ええ?かけますよ!」
「かけないって。誰かがそう言ったの?」
「いやいやいやいや、絶対かけますよ。前の方でもそうやってました」
「か・け・な・い!なんだんだその思い込みは(笑)」
やれやれ…
この子の主観に付き合ってたらいつまでたっても終わりやしない。
そこは一度置いといて!と言ってもこの子は決して置いとけないだろう。
こういうときは向こうの事情は無視して強行突破に限る。
「いいか?ここはさ…」
そこから紙を相手の方に向けて丁寧に説明。数分後、女子はようやく納得しました。
「わかりました!」
「そっか。じゃあそのあとは計算できるね。やってみて」
「ハイ。
・・・・・・できました。
これで合ってますか?」
「おお、合ってるよ!すごいね~!」
ここは褒めて自信をつけさせるに限る。
すると、
「これぐらいはできますよ。先生、私のことバカにしてますよね」と女子。
「…は?…してないしてない」
ふぃ~…
女子に教えるのって…
ムズカシイ~!!