板書内容をきちんとノートに取ってからでないと問題をやれない真面目女子Aさんとの面談。
数学ができないのはその律儀な性格がジャマしているんだ!もっとこう機転をきかせてパパッと済ませないと進んでいかないよ!と言い続けて一か月。
徐々にいい意味で「省く」ことができるようになってきたけど…まだまだ心配です。とりあえずどこを狙っているのか聞いてみよう。
「で?志望校は?」
「向山です
」
「随分キッパリ言い切るね(笑) それはどうして?」
「頭も良くて吹奏楽も強いからです」
「…ってことは…今、部活は吹奏楽?」
「はい
」
「でた~~~。どうりで数学ができない…いや、なんでもない
ところで内申点は?」
「4.5…くらいだと思います」
「ほう、十分あるね!さすが真面目女子!じゃあ数学頑張んないとな」
「そこなんですよね~」
「もしも向山も届かなかったら…え~と次だと三桜かな…その辺も志望校としてアリだと思ってる?」
「イヤ、そこはないです」
「ほう、またまたキッパリと。なんで?」
「この前学校の先生に、私が行けるところ(高校)はどの辺でしょうかと聞いたんです。そしたら『三桜くらいじゃない』って言われて(笑) なんかバカにされたみたいに聞こえたんで悔しいというか…だから三桜にはしません」
「なんだその理由は」
と、ここで横にいたBさんも三桜はイヤだと言っていたことを思い出しました。確か南か東かで悩んでたよね。なんでだっけ?
B「ハイ、だって女子ばかりの学校は怖いじゃないですか」
A「わかる~!女子って怖いよね」
「わかるゥ~~!女子ってホント怖いわ!何考えてっかわかんねえからな」
AB「え?先生も?」
「そうだよ!聞いて!こないだなんかさ…」
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今から約一か月前。
熱心に自習している東高2年の女子Tに何か質問あるかと近寄ったらTは肩をビクッと震わせました。「ないです!」
なんか拒絶感タップリだったので、「怖がってるよね?」と聞いたら「怖いですヨ~」と言うので、何もしてないのにどうしてだよ!と怒ると、宮一女子のRちゃん、別名モンスタースチューデントなミセスキングコングが前に出てきて言いました。
R「先生には聞けない雰囲気があるの!」
T「そうそう!」
ク「なんでだよ(笑)」
R「もし聞いたとしてもさ、先生は一瞬で答えるじゃん。そうするとこっちはこんなものを質問に持っていくなんてよほどレベル低かったの?って思っちゃう」
T「分かる!絶対に、コイツバカだなって思ってるよね!」
ク「思ってない!」
R「真田先生とか遠藤先生はさ、質問持っていったとき『ふ~ん、こういう問題なんだ~』とか『へえ、結構難しいね~』ってこっちの身になってくれるところから始まるのにさ。塾長にはまったくそういうのがない。すぐに問題を解いてさ」
T「分かるゥ~!なんかソッコーで答えてハイ終了みたいなね。冷たいっていうか~」
ク「ちょっと待て!秒で答えが出るのがいけないってのか?
質問でしょ?早く解き方知りたいんでしょ?ならむしろありがたいだろ!」
R「そういうところがウザいんだって」
T「ハハハハ!」
ク「ク…クソッ!じゃあなにかい!オレはすぐに答えが出ても分かんないフリをして『そうだなあ、これは難しいなあ』とかマゴマゴすれば許されんのか?」
R「そうそう!でもキミはもう無理だから諦めなさい」
T「そうそう、みんな思ってるから。女子はみんなね(笑)」
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「ってことがあってねぇ・・・。ヒドいだろ。全然そんなことないのに勝手にいろんな想像かき立てて決めつけてさ。男はこんなことないよ。でも女はなぁ…感情が全てだからなぁ…ホントにメンドクサイ…。で?お前たちは女の何が怖いの?」
「え~たとえば、AさんがBさんの悪口を言って、BさんもAさんの悪口を言って共バサミになるみたいなのがある」
「そう!その悪口が怖いよね」
「Aさんは友達なんです。で、Bさんはそんなでもないけど…でも怖いの。だから逆らえない」
「分かる!苦しいよね~。だから女子高はイヤだ」
「ふ~ん、そうなのね…。
そんなバカ放っておけばいいと思うけど…、
そういうわけにもいかないんだろうね。
じゃあ今度はキミたちの親について。
お父さんお母さんはお前たちの勉強についてどう思っているのか聞かせてくれないかな?」