今年、私が担当する中3Sクラスは馴染みの少ない人ばかり。
そこで今、みんなが受験や自分の学力、また長所、短所についてどのように思ってるのかをリサーチすべく、一人一人と面談を行っていきました。
・男子A
勉強に部活に大活躍。偏差値も70付近で安定推移。評定を聞くと4.7。志望校は某ナンバースクールとのこと。
なんでそこにするの?の質問に、出ました、定番の「楽しそうだから」の答え。
「ふ~ん。お前ほどの実力者がねえ…。もったいない。楽しさだけならやめたほうがいい。住めば都だから。他の学校も行ったら行ったで絶対楽しいって。いろんなところのオープンスクールに行ってから決めな」
・男子B
A君とほぼどっこいの優秀な成績。志望校を聞くと今は部活のことで頭がいっぱいで(県大会行きも確実らしい)まだ決まっていないとのこと。
「いいんじゃない?部活から得ることは大いにある。志望校はお前だったら二高あたりはどうかと思うが…」
私の投げかけに「ふ~ん」と首をひねる男子。本当に何も考えていないようだ。「いいねえ!固定観念がない方がまっさらな目で学校を選べる。あ、オープンスクールには行っとくようにな!」
・男子C
志望校を聞くと、強い口調であるトップ高の名を言うも、評定は4.1。それではイカン…。
「トップ校は入試の得点であまり差がつかない。というのは誰もが解けない問題というのが割と存在するから。同じ理由で下位の高校もほとんど差がつかない。
だからこの両者は評定で決まりやすい。
そこを受けるなら少なくとも4.5位は欲しいところだが…」
私の話に「そうですか…」と肩を落とす男子。
う~ん…つらい…。でもいつかは言わなきゃいけない。もっと後に延ばせばよかったか…。でも後であればあるほどダメージがデカい、もしくはもう引くに引けないということもあるし…。難しい…。
その後、フォローの意味も兼ねて、どうしてもそこに行きたいと言うならこのぐらいやらないとダメだという話をしました。
・男子D
中1の時の評定は、ほぼオール3![]()
中2の春にこちらに来てオール4になるも、もうこれでは…
すると本人もそのことは分かっているようで、自分は高専に行くしかないと話していました。ハァ~…しかし…この制度、どうにかならんかね。
・男子E
D君と同じく、中1は評定3.0![]()
中2になって4.2に上がるも、ならして3.6では…
え?南高ムリですか??
いや~~…(クソッ!なんで男子はいっつもこうなんだ!)
高専は?あそこなら評定関係ないぞ。
あ…そう…、行く気ない…。
「評定4を切ってて南高は散々痛い目にあってきたからな…。逆にちょっとおバカでも評定があればなんとかなるんだが…。お前の性格は?根性あんのか?」
「粘り強い方だと思います。短気ではありません。ただ物事にはすべて裏があると思っています」
「裏?なんか…いろいろな経験してそうだうだね」
・男子F、G、H、I
F「高専です。数学が得意だし、じいちゃんが建築系でそれで…」
G「絶対高専です。数学が得意で、叔父が高専を薦めています」
H「高専です。実験のイベントに行ったとき、学生がやさしくしてくれて…」
I「ずっと情報処理をやってきたので高専です」
いや~~、今年は高専多いな!
・男子J「評定は中1が3.6で、中2で4.3になりました」
「お前もか!ハァ~…なんではじめっから頑張らなかったんだよ」
「ちゃんと発言はしています。けど僕は先生の印象にないんです」
「え~!そうかな。そんなことは…」
「いや、僕はありきたりだから」
「…ずいぶん悲しいこと言うね」
「手は上げるんですけど当てられません。そして関係ない所で当てられます」
「なんだかな~。それで?どうやって評定が良くなったの?」
「先生が生徒から嫌われていて教室がうるさいんです。だから僕は優等生らしく振舞います」
「ほう。具体的には?」
「後ろ向いて話しかけて来る人がいるんですけど…でも話しかけて欲しくない雰囲気を出します。ときには注意も。それが先生に評価されてギリギリ4をもらえるのかも」
「ハハハ!面白いな!」
「でもその友達と友情関係は壊したくないんで…。優しく、軽く注意だけにとどめます」
「社会に出たら必要な要素を学んでいるようだね(笑)」
