二年に一度くらい
少し里の方まで下りてきては
猟銃で怖がらせられて
怯えて山へ帰るのである
今年は春に保育園の庭の向かいの竹林で
出来たての若竹をかじりにきたところを
保育園の窓から見ていた園児と保育士によって発見され
警察とハンターが出動したとか言う話だ
その数年前にも 二頭の子熊が遊びすぎて
川沿いまで下りてきてしまって
片方は猟銃で撃たれて死んだそうだ
田舎のおんつぁんに聞いてみればいい
「だれ、このあたりさはむがしからいるんだっけ」
って言うと思う
山禿げさせてるのも人間だし
食い物無くなってく熊たち
人間ばっかり食べ物も好きにして
ちょっと人間側よりのたけのこ食べにきただけだのに
殺されちゃったらなぁ 自分だったらかなしいしくやしいな
本当に怖いのはどっちなんだべな
運命ってあるべ
いつ死ぬかなんてわかんないべ
あれ いま 熊の気持ち考えてる俺って
なんなんだべ
曲作ろう タイムリミット迫ってる