顔の無い人 | KUDANZササキゲン「散文と音楽」

KUDANZササキゲン「散文と音楽」

ササキゲンのソロプロジェクト KUDANZ(クダンズ)の日記

一人の少年が死んで

又聞きの又聞きで関係無い人間が見識をひけらかし

糞味噌のパブリックイメージだけが当人達に重くのしかかっていても
それも家族の責任だと誰かが言う


この気味の悪い世の中で
何かが起こった時
社会全体の仕組みの問題だと言う
親の所為 学校の所為だと言う

そうやってカテゴライズする事で
自分とは違う人間なんだと安堵したいのだ

この気味の悪い世の中で何かが起こった時

それが自分の家族ならばどのようにして回避すべきか
各々が考えるしかない
お前の意見なんかどうでもいい
誰も聞きたくない

一生悔やんで生きていくであろう人に
鍵の無いドアを開けて
顔の無い人達が土足で部屋へ入り込み
罵倒を繰り返している

お前の意見なんかどうでもいい
お前は誰なんだ

そのうちお前がネットを使って間接的に人を殺すのを俺は見てればいいのか
顔の無い人

黙って自分の大切なものを守って生きていけばそれでいい
こういう人間に限って「表現の自由」とのたまうけれど
自由という枠組みを理解していない人間には一生自由は訪れない

議論の余地の中に 君の自己肯定欲を満たす居場所は無い

大切なものを守って生きていけばいい
大切なものの為にだけ振りかざすべきものを間違えて
盲目に誰かを傷つけて生きるなんて
それもこれも「親の責任」ですかね