頭でっかちに捧げるブログ「釣りは芸術 芸術は?」 | KUDANZササキゲン「散文と音楽」

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ササキゲンのソロプロジェクト KUDANZ(クダンズ)の日記

爆発だ!!!


おばんですどうも


1月弾き語りのぎぐも 一段落しまして
バイトに精出してるところですよ

居酒屋のバイト終わって スタッフの人達とだらだら話しながら酒を軽くあおって帰ってきたところです

僕は大体帰り道に 鼻歌で曲を作ったり ああでもないこうでもないと
思いを巡らせるのが常なんですが

今日は自転車を漕ぎながら


釣りが してい!

と 爆発しておりました

そう 地域によりますが 今 渓流釣りは禁漁期間
地元岩手は3月解禁なのであります

この期間 渓流馬鹿にとってはオナニー禁止されるのと同じくらい 否 それよりも苦しいかもしれません
自慰にも勝る釣欲
そう この世には釣欲というものが存在するのです
わからんでしょう ははは 知らんでよろしい 敵は少ないに越したことはない

渓流釣りといえば 代表格は

山女魚(ヤマメ)
岩魚(イワナ)
アマゴ
オショロコマ
鮎(アユ)

なんかがありますね

ちなみに河口付近にいくと降海型となって
ヤマメはサクラマスに
イワナはアメマスになったりしますが だるいので割愛します


ちなみに近年ニジマスやブラウントラウトが各地で釣れていますが あれは外来種です

日本の古来種 本当に美しく また 美味であります

同じマス科のシャケとは違い とても淡白な白身です(降海型は赤身だったりします)

とにかく美しい

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これが岩魚です
白い斑点が特徴で この様に腹が黄色いやつは
昔からその川に居着いてる岩魚の子孫という事で居着き岩魚と呼ばれたりします
もう芸術的な美しさでしょう?

ちなみに
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これも岩魚ですが これはどちらかというとアメマスに近いです

湖で育ったり 河口付近で育つとこの様に変化していきますし また サイズも格段に大きくなります

次にヤマメ

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縦長の黒いパーマークが特徴です
ちなみに西日本で釣れるアマゴにそっくりなんですが
アマゴはこれに赤い斑点がついてます これまた美しいからググれ

で ヤマメの降海型のサクラマスはこうなります
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パーマークはほとんど消えます

ちょっとざっくりとしすぎてます(サクラマスの子供はヒカリと呼ばれていてヤマメと分けられてたり)

が これだけでも 面白くないすか?

てゆうか 芸術だと思います

渓流魚は住む環境や水質 餌の種類などによって パーマークが変わるし
釣り味も 食べた時の味まで全然違います

極端な話ですが 同じ川でも 100M釣り場所が変わると 魚の味が違います(マジで)

以前仙台に住んでいた頃
上流に管理釣り場がある川からよく 大水でニジマスが逃げるので釣っていましたが
流れの強いところで釣ったニジマスは身がしまっており
流れの淀んだ場所で釣ったニジマスは 身がふにゃふにゃして臭いがきつく
塩焼きではちょっと食べられなかったです
筋力だったり 新鮮な餌を食べているかどうかで変わってくる訳です
蓄積ですよね 二、三日の差ではないと思います

まるで人間みたい!!
デブは一日にしてならず

ちなみに 釣り味も違います

緩い流れの魚は わりと馬鹿ですし 諦めが早い

早い流れの中で餌を待つ魚は 針にかかっても
エラ洗いといって 首をグイグイと動かして 針を外したり
糸を切ったりします


渓流釣りは 一日に一匹も釣れない事もあります
それはなぜかというと
魚がものすごく頭がいいからです
夕焼けの河川で 自分の影が川に伸びただけでもすぐに逃げますし
枝を踏んだ音一つで ピタッとライズ(水面の餌を取って飛び跳ねる行為)が止まります

一匹の価値が とてつもなく大きい
小さくても宝石の様に美しい
30cmになるまでに 三年以上平気でかかります
三年以上 天才釣り師 馬鹿な釣り師の疑似餌をかいくぐりながら
日に何十匹も 多い時には100匹以上捕食して生きる渓流魚との頭脳戦を制し釣り上げる
それが渓流釣りの魅力であります


渓流魚だけでなく 自然の造った造形そのものがなによりも芸術ですが

その渓流魚を愛し 思考を凝らした人間の作った様々な釣り道具
それもまた 途轍もない芸術です

次回はその辺のお話を
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