接客 | strawberryの徒然日記帳

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これもネット…YouTubeのお勧めに出て来たニュースなので鮮度は保証しかねます。



とある車椅子使用の女性が車椅子専用席では無く、ちょっと値段の高めのプレミアム席を使ったら、


映画館の方からうちでは対応しかねるので他の映画館に行って下さい…と云われたとSNSに上げて騒ぎになった…と云う話である。



映画館側は不適切な対応があったとして後日サイトに謝罪文を上げたらしい。




これね〜、本当に難しい問題だけどね。


長年接客業をして来た私からしたら、映画館側に同情しますね。




もちろん身体的にハンディのある方が何も気にしないで暮らせる世界が理想ってのはその通りだと思うし、


私も接客業についていた頃は私に出来る限りのお手伝いはさせてもらった。




でもね、映画館って段差が多くて通路が狭いのよ。


車椅子がそのまま入れる所は良いけど、


プレミアムな席ってだいたい真ん中にあるんですよね。


そこまで車椅子を押し上げて…段差が小さければ可能なのかな?ヘタをしたら簡易的なスロープの用意とかいるし、


席までついてもそこから車椅子からスペシャルな席に移動の介助とかあるでしよ?



でも映画館のスタッフってほとんどがアルバイトさんなんですよ。しかも学生さんとかフリーターさんの若い人が多い。


その上スタッフも少ない←これは映画館に限らず小売業サービス業全般に云えると思うけど。



その中でそのたった1人の人の為に割く余裕がどれ程あるか…って話と、


子供ならいざしらず成人の車椅子利用者さんを介助して椅子に移すって本当に出来ないです。


私なんか体も小さい体重も無い母を移動するのさえ怖かったもの。なんの経験も無い若い人に介助させるのは会社側も怖いでしょう。


ちゃんと介助の仕方知らないとヘタをしたらお客さんを怪我させてしまいかねない危険もあるから。




これは映画館側が出来ない…と云うのも仕方がないと思う訳です。





本当なら映画館もバリアフリーになって車椅子が使い易い設計がされていたら云う事が無いけどそれは難しい。←設備投資にどれくらいかかるかってね。



そんな時に、ずっと長い事接客に携わっていた経験から云うと一番割を食うのが末端の私達スタッフなのです。←直接無理を云われたり怒鳴られたりね。




ハンディを背負った方たちのご苦労も分かります。


その方たちに気持ちよく生きられる世界になって欲しいと思うのも本当です。


そのための手助けも出来る限りしたいと思います。



でも店側にもキャパシティがあるのです。





ちなみにこの映画館のスタッフの対応←云い方が悪かったと云う事もあるでしょうが、


だいたいは車椅子席を進めるでしょう。それでも引かなかったからの他の映画館に行って下さい…だったと思うんですよね。元接客業の偏見ですけどね。








後から知ったけどアルバイトの女の子2人が席まで車椅子を持ち上げたらしく目眩を覚えました。


成人女性1人が乗った車椅子…重いよ。それを女の子にやらせたの?2人がかりだとしてもね…ちょっとね。


それがあっての上記のセリフなら、云ってくれた人に拍手を贈りたい。



接客業だとお客様第一(それ自体は悪く無いけど)で、ちょっとくらい理不尽な事があっても部下の現場スタッフを庇う上司って少ないのが今まで働いて来て得たイメージだ。


そんな中でちゃんと出来ない…部下の子たちに通常の業務外の事はさせられないと云う上司…押せます。



あ、全部元接客業者の偏見ですけどね。