10日からの3連休は家族で松江にお出かけで釣りはお休み
12日の午前中、幼馴染のD貴(福友渡船船長の兄貴)から着信
前日から知夫に釣りに帰ってきていて、この日も磯に上がっており朝一の潮で40オーバーを釣ったけど、潮が止まってから餌も取られないんだけど~とアドバイスを求める電話でした
立ち位置の指示と潮と食わすポイントのイメージ、魚の食い方のイメージ、ウキと仕掛けのセッティング・投入位置・張り方・食い代の取り方などを伝えて電話を切りました
夕方のフェリーでに島に帰ると、また鳴る電話
港に釣果写真を撮りに来なさいとw
港に行ってみると、45cm前後ばかりの40オーバーを6枚ほか良型を釣って良い釣果
そして、この笑顔笑
電話して聞いといて良かったわ〜、なんとなくイメージ分かったと収穫があったみたいです
そしてこの時にD貴と2日間一緒に磯上がりしたのが、広島から単身釣りに来ていた大橋君という謎の青年
D貴から、すごく熱心な子で釣士道にも興味を持ってくれてるから仲良くしてあげてやと紹介され
以前からインスタではお互いにフォローもしていたので、連絡を取り一緒に釣りに行こうと誘ってみると、翌週も釣りに行くのでぜひお願いしますとのことで、18日に一緒に行くことになりました
前からブログも見て勉強してますと言っていただき、ありがたいことです
そして18日は、先月から山陰士道会の若手メンバーともちょうど予定を合わせており、釣士道フィールドテスターの松田君ほか、吉岡君、小原君が参加
さらにメンバーみんなが興味津々である1号と2号も行けるとのことで、7人での釣りに
せっかく集まるので、どうせなら同じ磯か行き来のできる広い磯で、皆の釣りを見たり教えあったり、話をして交流を深めたり、釣りのスキルアップができたらいいねとの意見で一致
船長にも相談し、上がることになったのは神島南・西・西の奥に分かれて上がると、磯伝いに行き来ができるのでいいかなと
朝港に行くと、釣り友の辻さんも泊まりで来られており、釣り場までわいわいと釣り談義
他の泊まりのお客さんを立ヶ崎へ上げた後、1号2号とともに神島に上陸し、辻さんとお別れ
辻さんはこの後またまた誰も上がったはことないようなマニアックな場所をハシゴされたそうです
磯に上がって明るくなるのを待ってると、少ししてチャーター組も合流
神島西の奥に1号と2号、神島西に私と大橋くん、神島南に松、吉岡くん、小原くんが入りました
ちょっとだけシャイだけど、男前で好青年な大橋くん
挨拶を交わししばらく談笑しながら釣りの準備
今日はこれ使ってやってみて~と、紺水ⅢM5/2、5/B、2/B、B/2Bをプレゼント
状況は激流が神島西の角をかすめ、神島南の前を巻き込むように通り沖ノ島方向へ流れる東潮
本命潮は本土の大山方向へ向かう本流か、西に向かう潮
それでも、釣座の前方は反転流や引かれ潮から本流との壁までを釣れそうな感じ
大橋君には反転流と本流の壁やヨレを釣りやすい一段下がった立ち位置に入ってもらい、私は足場の高いところから当て気味に流れる反転流や引かれ潮を釣っていきます
足場は高いですが朝一は潮波が大きく、流れも複雑で表面に邪魔な抵抗が多くあり、大きいウキでは水面の邪魔な抵抗にやられますし、馴染みを早くしたいため滑りの良い紺水VR-Ⅳ:S4/Bをセットしハリスは3.5mほどとり直結下にB、ハリスの真ん中にG5を打ちウキ止めまでは30cmくらい
46~7cmくらいのいいサイズ
さあこっからグレ連発かと思いきや、ここからウマズラが連発
さらにだんだん水潮のような緑がかった潮色になり、それに伴いウキもやたらブクブクと
塩分濃度がかなり低そうで、馴染んでなくても沈むしヨレに入ると張っててもドカ沈みします
この時期に水潮と激流ただでさえ逆潮なので、本流を流してもまず食いそうな感じがしない
さらに、本流が沸きあがるほど速くなってくると、反転流や引かれも水面付近が速く複雑になり、あちこちに上っ面だけのヨレができウキを押さえますし、本流との壁などの強い下降流につかまると水面・水面下で粘る間もなく沈むので、針までが張れず食わないしアタリも取れなくなります
前に出る流れなら張り加減でも何とかなる場合もありますが、今回はウキを替えないとどうしようもないので交換します
水面を切りにくく粘りを持たすためにウキ自体を少し大きくし、あとは余浮力を持たすために紺水VR-Ⅳ:MB/Bに替え、直結下にB、ハリスの真ん中にG5を打ち、ウキ止めまで70センチくらい
上滑りしながら右へ巻く流れから入れて本流とのヨレまでを狙いますが、ここでは張りを強くすると仕掛けが不安定に振られ馴染まずまだ仕掛けが合ってない
緩めて仕掛けが入るようなところはフグやウマズラ本流とのヨレを本流に沿って流しても、沖はやっぱりフグとウマズラだらけです
この状態でグレが釣れるとしたら、本流筋ではなく、やっぱ上っ面が速く上下の向きもころころと変わる反転流の下を張って釣る必要がありそうです
とりあえず1時間ほど経ったので一旦竿を置き、ロッククライミング
西の奥の洞窟近くに上がった1号、2号のところまで行って様子を見てみると、やはりこちらも同じで今日は全体的に塩分濃度がめちゃくちゃ低そう
おまけに小アジが連発しています
最近不調で弱っている1号アジの入れ食いですでに心が折れそうになっています笑
アジが出るのはたぶん陰になる朝の間だけなので、ウキがブクブク沈んでる2号に沈まないように余浮力残してやるよう指示して、1号を連れて神島南の士道会メンバーに紹介しに行ってみます
全員仕掛けを入れやすいように立ち位置を変えさせて、あの辺をこんな感じで狙ってウキも仕掛けもこんなんがいいんじゃないとアドバイス
しばらく吉岡くんに付いて仕掛けや釣り方なんかをレクチャーしながら海の状況を観察していましたが、沸き潮の当て潮が続く中でたま〜に10mくらい前で止まるタイミングや、引かれが右流れに出るタイミングがあるので、そのチャンスを逃さないように釣らないといけません
その数少ない短いチャンスの時にウキを替えたりセッティングを替え、1〜2投でグレを掛けられるかどうかが、1日を通して積み上げた時に大きな差が出る分かれ目となるでしょう
もう少し安定させたいのと、もっと張りを強くかけたいのと、もう少し余浮力が欲しいのでウキは紺水VR-Ⅳ:MB/3Bに交換し、ハリス4m弱の直結下に2B、真ん中にBを打ち、誘導部分は1m弱
やっぱり馴染み方と張りの効かせられ方がぜんぜん違う
すると仕掛けを換えた1投目、張って張って馴染ませたウキの頭が水面とツラになった時、スッと押さえるアタリが出てこれを掛けると確かな重量感
体高のある47cm近いグレが
この後にまたすぐかかったグレの重量感は強烈でしたが、残念ながら針外れ
しかし、先ほどまでアタリもなかったのが嘘のように連発しますし、速い上滑りを張りまくって釣っているのでやっぱり魚は浮いて食っています
縦の動きではなく、横移動しながらサシエをついばむだけのフワフワ系ですので、しっかりと仕掛けを張って仕掛けが立つまでの間に、ウキを押さえるだけのアタリを掛け合わせてやらないといけません
細かい状況変化に対してジンタンの付け外しと投入点の位置変え、張り加減などで対応しながら42センチくらいまでを数枚追加し、昼休憩に1号2号のところに行ってラーメンを食べました
苦戦する1号の隣で2号は44cmくらいのと、30後半のを追加しており、めっちゃドヤ顔
大橋君の釣りも見てみると、磯際に仕掛けを入れ払い出しで前に出していって本流と反転流のヨレに入れて釣っていますが、手前から入れると仕掛けが立ちやすく、またヨレでドカ沈みしてから張って深めでキープして道糸・穂先でアタリを取るような感じでやっていたので、今の状況ならB/2Bに仕掛け換えて余浮力残したほうが良いよーと
投入点も10mくらい前に投げ、道糸を送らずに張って馴染ませて釣ってもらうとすぐに30cmくらいのグレを釣っていました
釣座に戻ると、波が穏やかに気温も高くてめちゃくちゃあっつい
後で聞くと午後は水温が14.2度と少し上昇したようです
川のようだった本流が緩んだので少し沖め、15m~20m位のところの潮筋を狙い、仕掛けを張って5cmくらいの浮き入れのアタリを合わせて25~40cmくらいのグレが入れ食いに
本流が緩くなって角度を変え、神島南の前も薄っすら右へ引かれる筋が出てきているので間違いなく釣れるはずです
西向きを釣ってた小原君に遠くから、沖を向いて少し前の筋釣った方がいいよーと狙ってもらうとすぐに35cmくらいのグレを釣っていました
しかし後が続かないようで、小原君、松、吉岡君が揃ってこちらに見学にやってきました
午前中の潮がきつかったこともあってか、すでに14時を回っていますが神島南は3人でグレが1匹と苦戦中とのこと
3人が見学にきてから2投で2回ウキを押さえるアタリが出たのですが、両方とも魚が掛かってちょっとやり取りしてから針外れ
後ろで見てた小原君はいつウキが入って合わせたのか分からなかったらしいですが
少しそよ風が出だして仕掛けの馴染み方が変わったのでG7を直結下に追加し、誘導部分を20cmほど長くし、さらに、もっと違和感を与えて魚を反転させ明確なアタリを出したいので針をTKO7号から8号にサイズUP
毎投潮の角度や強さが変化するので撒餌を数杯先に打ち、10秒くらい待って沈み方を見ながら仕掛けをどこに投入するかを判断するといいでしょう
できれば、着水時にサシエをウキのどっち側に落とすと馴染みやすいかまで考えてやってみるといいですよ
この1投の時は、水面下20cmくらいは手前へ、それより下はゆっくり左沖へいく2枚潮で、風は左沖から右手前へ吹いています
そして、投入直後から道糸を出さずに張って張って張ってー
ウキをウキ止めまで滑らせ針までを張ります
道糸を送らずに張って張ってーすると馴染んだ瞬間に
どんっと明確なアタリが
この日最長寸の48cmを超えるグレでした
これを見て俄然やる気が出た3人
釣座に戻りすぐに仕掛けを替え同じようなイメージで狙った松がすぐに40オーバーをヒットさすが
しっかり張れてるのでフグやウマズラもそれまで以上に掛けています
続けて吉岡くんも仕掛け交換後すぐに
45センチはありそうな良いサイズを
喜んでいたら、何やら気配を感じたので振り返ると1号が竿を持ってきて立っていたので釣座を譲り
そしてもう一人、対岸からチラチラと小原君の視線を感じていたので様子を見に行くことに
日が傾き西日の逆光がきつく、竿2本から先はほとんどウキが見えない状況
それでも、7〜80m沖に見える筋や泡目がゆっくり良い感じに本土方向に流れているのが確認できるので、必ずここに引かれる筋があるはず
そんな中、遊水をウキが見える竿2本くらい前にプカプカ浮かべて釣っている小原君
サシエが毎回残って上がってきてるようです
ちょっと竿貸して〜と勝手に仕掛けをいじくり、遊水Y02に直結にG2、チモトにG7を打ち誘導を1mくらい取り、30mくらい沖に投入
見えないのにそんな投げるのと小原君はびっくりしてますが、こんだけ逆光ならどうせウキ見えんし、ウキ見ようと変化のない近くで釣っても仕方ないから、せっかく沖の潮が良さそうになってるんだけん釣れる筋を見つけてそこに送り込める仕掛けで抵抗を感じながらやるんよ〜と
余分なフケを取りながらウキが入って抵抗が掛かってきたくらいに、やんわり張り気味にして、その状態で穂先から水面までの道糸が止まってるか、もしくは引っ張っていくようならウキから下の抵抗を感じながら針先イメージで少しずつ送って〜、道糸が手前に寄ってくるならいいとこに入ってないから投入し直して〜と説明しながら1投目は手前に寄るので回収
2投目はさらに沖の潮に近いさっきより右沖に角度を変え投入し、同じように馴染ませると、ゆっくりと道糸を引っ張っていきます
こうなったら食うけんこんな感じで送ったら良いんよ〜と説明してたらバチバチ〜
良く引いて重量感はありますが、頭を振りながら上がってきたのは70cm弱の鯛
グレではないけど、それまでアタリもなかった小原君はびっくりしてました
再度同じようにやると、また良い感じに前に出るので、多分食うよ〜と小原君に竿を持たせて張り加減を確認しながらやってもらうと糸ピンのアタリ
上がってきたのは40オーバーのグレ
ついさっきまでさっぱりだったのに、すぐ結果が出てめちゃくちゃびっくりしてると同時にめちゃくちゃ喜んでこちらまで嬉しくなります
その後は自分で投入からやってみて、だんだんとコツを掴んだようで、さらに40オーバーを3連発
小原君も笑いが止まりません(笑)
松も同じような仕掛けに替えてやってみますが
松の立ち位置からは良い筋が少し遠く入らないようで、良いサイズの鯛が連発していました
吉岡君も隣に来て並んで
話で聞いたり、文章で見るだけでなく実際に見てやってみて結果が出ると、しっかり自分の引き出しにできるのではないかと思います
今後同じようなシチュエーションで役に立ったらいいな
男前だな〜笑
後日、大橋君も釣士道にどっぷりハマり、山陰士道会への入会が決定
速攻で岡山の店舗の釣士道ウキを買い漁っていました
知夫への釣行回数も道具の買い方も狂っててとっても頼もしい大橋君笑
とりあえずまた3月にね〜
人の釣座までとったのに、目の前と隣でボコボコ釣られ、一人だけ40オーバーを釣ることができなかった1号はめちゃくちゃ凹んでましたが(笑)
まだまだ上手くなりたいと大橋君と一緒に入会が決定
奥が深いフカセ釣り現状に満足しなければ、まだまだこれからもっと沢山の壁を乗り越えながらどんどん上達していってくれることでしょう
2号も辛抱強く頑張って、40オーバー2枚含め良いサイズを釣ってました
俺は釣ったけんなと毎日1号に言ってくるそうです笑
私は松の釣った食べ頃の鯛とグレは40オーバー5枚と30〜37を10枚ほど持ち帰りましたが、どれも白子パンパンにはほど遠く、これからまだまだ寒グレシーズン楽しめそうな感じですよ