この冬は特別。 | かもめがね

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 最近、地元の駅から会社のある品川駅まであちらこちらで見かけるポスター。


 こちらを見て、『うわぁ、懐かしい』と言ってしまった方はきっと同世代(笑)
 今年のJR SKISKIは1987年の映画『私をスキーに連れてって』の原田知世さん。


 キャッチコピーは『この冬は特別。』
 見つけた時、何だかワクワクしました。
 (今でもこの映画の挿入歌だったユーミンのBlizzardを耳にすると胸の奥がサワサワと懐かしさでいっぱいになります)

 当時、世の中はまさにバブル、私はまだ二十歳そこそこで自分自身にバブルがやってきているわけではなく、お金も全然無いのに、完全に世間の空気に浮かれていました。

 その象徴のひとつがこの映画。
 真似しましたよ~(全然身の丈に合ってなかったのにね)
 仲間男女10人(カップルはいなくて、皆友人同士、ここがポイント(笑))でスキー場の近くのロッジを借りて、行く前には代官山のクリスマスカンパニー(1年中クリスマスグッズを売っているお店)で皆でお金を出し合って大きな大きなクリスマスツリーと飾り付けを購入、その総額なんと10万円!!!! 
 一番上のお星様は肩車して飾り付けする大きさ。
 キッドブルーで各自お気に入りのパジャマをかなり頑張って買い、青山のスキーショップJIROでお揃いのパーカー。車は友人達がローンで買ったパジェロとランドクルーザー。

 ここまで書くだけで、よくもまぁこんな浮かれポンチな贅沢出来たな、完全に世間のバブルの波にのまれていたんだなぁと。
 今の人なら、そして今の自分なら、決してそんな使い方しないんだろうけれど、それはそれで決して忘れることのない楽しかった思い出としてずーっと残っています。
 今の若者は無茶しない、堅実、それは感じます。でもね、大人になってみると若い時に少しくらい無茶する時期があってもいいのかなー思ったり。
 若さの勢いだけで出来たことってたくさんあって、それが思い出や経験(宝物)となって今の自分を作っているとも思っています。

 そう思うと今の自分にしか出来ないこともまだまだありそうだなぁ。

 *大きなツリーはその後どうしたかというと、一番家が大きかった友人が引き取り、敷地内の倉庫に保管したまでは知っているけれど、、、今はどうなっているんだろう。