『鷽替え神事』 湯島の初天神 | かもめがね

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 毎年1月25日は湯島天神の初天神。
 いつもは平日が多いので、出社前に寄ったりしていましたが、
 今年は日曜日だったので、友人と甥っ子と行ってきました。
 初天神は『鷽替え神事』の日。
 鷽鳥を木彫りした木鷽が、私達が日常で知らず知らずについてしまう嘘を
 まことの心に替えてくれる、と。
 そして凶事も嘘(無かった事)として幸運に転じてくれるというありがたいお守り。
 それを年に1回新しいものに替えるのが鷽替え神事です。


 まずは友人たちから預かって託された昨年の木鷽ちゃんたちを忘れずに持って。
 (全国から大集結!!それぞれ形や太さ、表情が違って楽しい)

 まずは昨年1年間の感謝の気持ちを込めて納めました。


 そしてこちらで新しい木鷽を。
 紙の袋に入っていて、中身を見ずに自分の分を選びます。


 これが今年の我が家の木鷽ちゃん。
 また1年間よろしくお願いします。
 これがあるお陰で、ちょっと何かあっても、
 『でも○○じゃなくて良かった』と物事を前向きに
 捉えられるようになった気がしています。


 底には今年の干支。


 そしてこの時期ならではの節分用の豆も小さな袋に入って用意されています。
 福豆という響きが嬉しい。毎年、こちらも合せて。


 今年もお天気に恵まれて、気持ち良くお詣り出来ました。
 行きは女坂を上がり、帰りは夫婦坂を下り。


 早起きのご褒美。
 湯島天神のすぐそばにある老舗の和菓子店『つる瀬』


 豆大福、桜餅、そしてぎっしりと豆の詰まった豆餅を持ち帰り。
 美味しかったぁ。あの大福の柔らかさ、
 餡のバランス、そしてお餅より豆の方が多い?と思うほどの豆餅も絶品。

 今年で何年目になるのかなぁ。
 大好きな小説『喋々喃々』に出逢って知ったこの神事。
 こうして毎年お詣りに来られることの幸せを感じます。

 友人にも手渡ししたり、送ったり、今年も笑顔で溢れますように、と願いを込めて。