今年で創業100年の和菓子ときわぎ。
立派な外見だけでなく、内装装飾も非常に丁寧で、二年半も掛け建設されたという。
建設は昭和20年からということで、終戦の混乱期に建設を着手、宮造りの店舗が完成したという。
以下ホームページより抜粋。
「大正7年(1918年)の創業当時、当店は市内の本町通りで営業を開始し、そののち、ご縁あって、現在の店舗を構える銀座の四つ角に移転致しました。その後、昭和19年(太平洋戦争中)の熱海本町火災で店舗を消失してしまったため、翌年の昭和20年、太平洋戦争の終戦直後ではありましたが、京都から宮大工さんをお招きし、約2年半の歳月をかけて、昭和22年後半に現在の宮造りの店舗が完成致しました。
«中略»
しかし、新店舗が完成して、僅か二年後の昭和25年、熱海大火が発生致しました。新店舗で営業を再開したばかりの当店は、家族一同、絶望的な想いを抱えながら、何はともあれ命が大事と、取るものもとりあえず、身一つで、山側に逃げ込みました。激しい炎は当店の目の前まで迫ってきたそうですが、当店の目の前で突然風向きが変わり、新店舗に火が燃え移ることはなく、奇跡的に焼失という難を逃れました。」
撮影日は台風12号接近。直撃との話だったが、大変な風雨では無かった。この台風は東から西に移動する珍しい動きをした。