腕は? | 窪田テニス教室

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皆さんの技術向上のキッカケぐらいになればと思います。
内容は指導者向けかもしれません。
はじめての方はテーマ欄の「注意事項」をすべて読んでください。


スポーツ番組でサッカーの解説を聞いていて一気になることがあります。

それは、腕の動きの説明が極端に少ないことです。

足の動きやポジションのことばかり、終いには「体幹が強いんです」だって、、、。

どうして腕の動きを説明しないの?

サッカー選手の腕はとても激しく動いています。

あれが見えないのかな?

解説者の頭の中に「腕の動きが足を動かした」という発想がないようです。

一度でもいいから、両腕を身体の後ろで縛ってプレーすればいい。

足を使い難いかわかると思います。

足を使い難いのは、両腕が動かないからですよね?

ということは、「両腕の動きは足の動きに関係する」というのがわかると思います。

テニスでもフットワークを鍛えるからといって、ラケットを持たずに足をバタバタ動かすトレーニングをするコーチは多いです。


ちなみに、今年の冬季オリンピックで金メダルを取った女子選手のスタート時の右腕は良いですね。

スタートの合図疑惑で何度も放送されていたので、よく覚えています。私は、彼女のスタート時の右腕が気になっていました。よく思いついたな〜って。だって他の選手は誰もやってないでしょ。ぱっと見でも、他の選手は腕が重く見える。

この右腕(前腕ロック)は肩の動きを促し、股関節の動きを導きます。

これは窪田テニスのフォアハンドストロークでのバックスイング完了で使う「前腕ロック」と同じです。



身体の動きは、身体全体で見るのが大事。

「その身体の部位を動かしたのは、他のどの部位なのか?」という視点が必要です。

これが動きの矯正を可能にします。

「生徒の腕の動きを改善したい。それなら足の動きをどうすれば良いのか?」となれば良いです。

例えば、窪田テニスのフォアハンドは、右胸の動きをメインで使い右腕を動かします。この動きは体重を左足(ネット方向)にかけ過ぎるとネットミスするし、右胸ではなく右肩の上側に力が入ります(怒肩)。

この場合、体重を右足(コート後方)に置き、身体をネット方向に傾けないことでネットミスと怒肩を防ぎます。

参考までにどうぞ。