テニスを教えるのが上手くなりたいなら、テニスを教えるのが上手い人に話を聞いてください。
ネットやテニス雑誌で、「カリスマコーチ」「何千人も教えた」「プロテニス選手を教えた経験がある」と宣伝しているテニスコーチはたくさん見つかります。
まずは、そのようなテニスを教えることに自信があるコーチ、評判の良いコーチに会うと良いです。
会って、テニスの動きについて質問してください。
本当にテニスを教えるのが上手くなりたいなら、それぐらいのことはやらないと何も見えてこないと思います。
私の場合は、20歳のときにアメリカに行きました。
日本よりもアメリカのほうがテニスが盛んだと思ったし、当時トップ選手にアメリカ人選手が多かったからです。
USオープンのときは、毎年、予選から毎日のように出かけ、コーチと選手のやり取りを見ていました。
(試合を見に行くのが目的ではないですよ。試合なら家でテレビのほうがよく見えます。)
「このレベルの人たちはいったい何を練習しているのか?」「トップ選手なのに、どうしてコーチが必要なのか?」と興味津々だったのを覚えています。
その道のトップ達の話を聞くために、遠くまで出かけたのです。(盗み聞きですが)
それぐらいやらなければ、「世の中、下手なテニスコーチばかりだ」「動きが見えるテニスコーチはいない」とは言えません。
このブログに、テニスコーチの批判をたくさん書いていますが、それは自分の周りのコーチ達だけを見てのことではないのです。
この経験から「みんな動きが見えないんだ。それなら私がみんなに動きを見せてあげよう」と思うようになったのです。
これからテニスコーチとして働きたいと考えている人、もっとテニスを教えるのが上手くなりたいという人は、
まずは、教えるのが上手いと自称している人に会いに行くといいです。お金を払ってでも時間を作ってもらうといいです。
話を聞く、話を聞いてもらう。
教えるのが上手くなりたいなら、それぐらいやればいいのに、と思うのは私だけです。
「教えるのが上手くなりたい」と言っているコーチは多いです。
ですが、「そのために具体的に何をやってきたの?」と質問すると、「特に何もやっていない(ネットで調べただけ)」と言う返答ばかり。もう少し動きましょうよ。