持ち方の基本とは | 窪田テニス教室

窪田テニス教室

皆さんの技術向上のキッカケぐらいになればと思います。
内容は指導者向けかもしれません。
はじめての方はテーマ欄の「注意事項」をすべて読んでください。


グリップの持ち方や手(各指)や手首の痛みで悩んでいる人は多いです。

今回は、持ち方のついての考え方を一つ書きます。

窪田テニスは、掌のヒール(小指の下のほう、手首付近の盛り上がり)と、人差し指の付け根を結ぶラインがグリップにビッタリ当たっていることが基本です。

これは、フォア、バック、サーブ、ボレーなど、持ち方の厚さ、ショットに関係なく同じ。

掌のヒールと人差し指の付け根のラインが、グリップにビッタリ当たるように指の力を使います

指の力を使って、掌にグリップを押し当てるという持ち方。ラケットを持った時点で、掌のヒールをグリップに乗せている感覚があればこれができます。

この力の使い方で、手を怪我をすることはほとんどないです。この動きは手首の動きを制限するので、手首の怪我もほとんどない。

下手な人は、ラケットを振る方向と同じ方向に指の力を使います。これは厳禁。

これをやると、振り遅れやミスヒットをした場合、手に激しい痛みがあります。

掌のラインからグリップが離れるほど、指先は色んな方向に力を使うことになる。

指の動きをよく観察してください。

指は掌側(縦)には、強く使えます。握る動き。(幼児は鉄棒にぶら下がる)

それに比べ、横方向はどうか?

かなり弱い。こんな弱い力ではラケットは振れない。

ではどうするか?

手首の力を使う。

残念ながら、手首も弱い。

手首で一生懸命頑張ってしまう(=手首のスナップ)と右胸の筋力を使うタイミングが合わない。右肩も上がったりします。

この辺が指と手首の怪我の原因。それから「テニスには強い握力が必要」だと勘違いする原因。

買い物袋を持った時、曲げた指先に袋をぶら下げる人は注意です。(掌が見える)

窪田テニスは、指の付け根で持ちます。(掌が見えない)

参考までにどうぞ。