アシスタントコーチは、メインコーチの偏見に合わせた行動が必要です。
アシスタントコーチを使う場合、1番気になるのは、私が説明した内容に合わせたアドバイスができるかどうかです(球出しは、できて当たり前)。
以前、次のようなことがありました。
人工芝のコート2面で、生徒数18人、アシスタントコーチ(新米アルバイト)1人のレッスン。
(いつもはアシスタントコーチを断りますが、クラブ側が予めコーチを雇っているので仕方なく使うことになりました。)
ベースラインから短いボールをスライスで打ち返す練習です。(ネット際に落ちたボールを、ベースラインからダッシュして打たなければ間に合わない状況)
「まずベースラインで、身体をネット側に倒して移動し始める。そのままの姿勢で前足(打球直前の一歩)をスライドさせた後、打球する」
という内容です。
ここでのポイントは、「身体を倒して移動」「身体を倒したまま前足をスライドさせて打つ」ということです。
・どうやって、身体を倒せばいいのか
・どうやって、片足をスライドさせるのか
・そのときにラケットの動きは、どうなるのか
ということの詳細と、「どうなったらダメか」の詳細もいくつか加えて、動きを見せながら説明しました。
その後、半数に分けて2面で球出ししながらアドバイスです。
隣でやっているアシスタントコーチの声を聞くと、「身体の軸は真っ直ぐにして」「身体を倒さないで」と言っていました。
私が動きの説明をした相手は、(生徒だけでなく)アシスタントコーチだったのに、、、、
レッスン前に「説明した後、生徒にやらせて、僕が説明したことができていなかったら、そのことに対してだけアドバイスするように」と確認したのに、、、、
アシスタントコーチが、私の思慮を察していれば、アドバイスは限定されているはずです。
「私の説明=アドバイスを限定」ですから。
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結局、この日のレッスンは、
隣のコートの生徒も、私が見ながらやりました。
間違いを矯正(アドバイス)するときは、一つのコートに全員を集めるということの繰り返しです。
これならアシスタントコーチより、ボールマシンのほうがマシになる。
余計なことを言わないから。