アシスタントコーチ 3 | 窪田テニス教室

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皆さんの技術向上のキッカケぐらいになればと思います。
内容は指導者向けかもしれません。
はじめての方はテーマ欄の「注意事項」をすべて読んでください。


アシスタントコーチは、メインコーチの偏見に合わせた行動が必要です。

アシスタントコーチを使う場合、1番気になるのは、私が説明した内容に合わせたアドバイスができるかどうかです(球出しは、できて当たり前)。

以前、次のようなことがありました。

人工芝のコート2面で、生徒数18人、アシスタントコーチ(新米アルバイト)1人のレッスン。

(いつもはアシスタントコーチを断りますが、クラブ側が予めコーチを雇っているので仕方なく使うことになりました。)

ベースラインから短いボールをスライスで打ち返す練習です。(ネット際に落ちたボールを、ベースラインからダッシュして打たなければ間に合わない状況)

「まずベースラインで、身体をネット側に倒して移動し始める。そのままの姿勢で前足(打球直前の一歩)をスライドさせた後、打球する」

という内容です。

ここでのポイントは、「身体を倒して移動」「身体を倒したまま前足をスライドさせて打つ」ということです。

・どうやって、身体を倒せばいいのか

・どうやって、片足をスライドさせるのか

・そのときにラケットの動きは、どうなるのか


ということの詳細と、「どうなったらダメか」の詳細もいくつか加えて、動きを見せながら説明しました。

その後、半数に分けて2面で球出ししながらアドバイスです。

隣でやっているアシスタントコーチの声を聞くと、「身体の軸は真っ直ぐにして」「身体を倒さないで」と言っていました。

私が動きの説明をした相手は、(生徒だけでなく)アシスタントコーチだったのに、、、、

レッスン前に「説明した後、生徒にやらせて、僕が説明したことができていなかったら、そのことに対してだけアドバイスするように」と確認したのに、、、、

アシスタントコーチが、私の思慮を察していれば、アドバイスは限定されているはずです。

「私の説明=アドバイスを限定」ですから。


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結局、この日のレッスンは、

隣のコートの生徒も、私が見ながらやりました。

間違いを矯正(アドバイス)するときは、一つのコートに全員を集めるということの繰り返しです。

これならアシスタントコーチより、ボールマシンのほうがマシになる。

余計なことを言わないから。