エキシビション第四試合
安廣一哉(正道会館 正道会館・全日本軽量級王者、2001年新空手・全日本中量級王者)
VS
宮野孝裕(宮野道場 2001年新極真会ワールドカップ軽量級王者、アクセル初代ミドル級王者)
登場するとすぐに四方に向かいデモンストレーションを見せる安廣。
対する宮野は落ち着いた表情で静かに登場、キャラクターの全く違う選手が同じ試合場に上がった。
この二人のエキシビションは1Rはフルコンタクト空手ルール、2Rは新空手ルールで行われ、正道会館と新極真の元王者同士の豪華な顔合わせを顔面なし・ありで楽しめる貴重な機会となった。
まずは第1R、フルコンらしく近い間合いで中段突きの応酬からローキック、離れてミドル、再び接近して膝と互いに相手の動きを確認するように動く。
そうした動きの中にも相手のガードに反応して小さく突き上げるような中段突きと、打ち下ろすような中段突きを巧みに使い分け、改めてその技術力の高さが分かる。
迎えた2R、互いに道着の上を脱ぐと今度は一転して間合いが顔面ありのものとなる。鋭い顔面へのジャブからロー、そして安廣ならではの鋭いスピンキックを放つと、
宮野も早いパンチとミドルの連打でこれに応じる。両者ともフルに動く中、あっという間の2Rが終了、会場からは大きな拍手が両者に贈られた。
宮野は「宮野道場の選手もこういう素晴らしい舞台に上がって欲しいですね。参加されている皆さんは自信と誇りを持って頑張ってください。」と挨拶。
安廣は「大会に呼んでいただいて感謝しています。久しぶりにこうした舞台に上がれて生きていて良かったと感じています」とコメント、大きな声援が会場を包んだ。
「画像&記事提供 全日本新空手道連盟」